人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

コロナでアベノマスクとICU

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マスクは届いたが使うつもりはない

 「今日マスク届いたけど、こんなんじゃ使えないわ!」。これは昨日東京の友達から来た困惑のメールです。ニュースでも新聞でも報道されているように、”アベノマスク”は実際に使って感染防止するにはあまりにも頼りなさそうです。まさに昔小学校の時の給食当番で使ったことのある”あれ”です。ガーゼが折りたたんであるだけの簡単なつくりになっています。これでは本当に飛沫を防ぐだけのマスクに他なりません。正直言って安倍首相がマスク配布を決めたときは私も一瞬喜びました。あのときは本当にマスクが買えなくて困っていたからです。マスクについてはカビや変色の苦情が寄せられていましたが、友達のマスクも2枚のうちの1枚は変色していました。申し出れば取り換えてもらえるとのことですが、友達はその必要はないと言っています。

コロナによる死が身近に迫って

 今や日本ではウイルス感染が拡大して状況が激変しました。はなまるマーケットの司会で人気のあった女優の岡江久美子さんが亡くなったことで、コロナによる死がより身近になった気がします。自宅待機して発熱から数日で急変し、入院してICUで2週間以上治療を受けていたのに24日の未明に急逝されました。ニュースを聞いて、改めて自分の生活を見直す時だと気づきました。普段から感染が怖いので人混みにはできるだけ近づかないようにしているのですが、散歩の時人とすれ違うことが多いです。スーパーに行くときは空いた時間に行くようにしているのですが、それでも人との接触は避けられません。

 だから、いくら家庭用マスクが40%しか効果がないとしても、ガーゼで何もかも通してしまう布マスクを使おうとは思わないのです。わたしも友達と同意見で、前に1080円で買った布マスクと貴重な紙マスクを併用してこの危機を乗り越えようと思っています。布マスクはニット生地と裏地の二重構造になっていて花粉を防げるようになっているのです。私が布マスクを買った時は、まだいっぱい残っていました。だから、もしかしたら誰もみんな関心がないのだろうか、なんて思っていたら翌日に「マスク売り切れました」の張り紙を見てびっくりです。試しに1枚買ってみて「使い心地が良かったら、また買えばいい」などという目論見は崩れました。

日本のICUのベッド数はイタリアの半分!

 米国アカデミーの研究誌に載った分析結果によると、新型コロナウイルスはABCの3種類に分類されるそうです。Aタイプは武漢や広州、Bタイプは武漢や東アジア、Cタイプはヨーロッパや米国で流行しています。そして、感染者数と致死率から判断すると、BとCではウイルスのCの方が感染力や毒性がより強いようです。さらに、日本にとって危惧すべきことは、欧米からCタイプが持ち込まれて感染が広がることです。Bタイプ中心だった日本はCタイプへの備えを急ぐ必要があるとも指摘しています。

 それから、最も気になるのは重症化した時に必要になるICUの問題です。ドイツとイタリアはCタイプと闘って、感染者数はともに10万人を超えています。しかし致死率を見てみると、24日の時点でイタリアが2万5549人に対して、ドイツは5575人です。この致死率の差はいったいどこに原因があるのでしょうか。それは医療設備のICU(集中治療室)のベッド数の違いにあるそうです。人口10万人当たりのベッド数でいうと、ドイツが29~30床、イタリアが12床だそうです。ドイツがいかにICUが多いかわかりますし、重症化しても助かるのですね。肝心の日本はどうかと言うと、イタリアの半分以下の5床だそうです。

 

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