上の写真は赤の広場にあるカザンの聖母聖堂
階段でアエロエクスプレス乗り場へ
エアポートホテル、ホリデイインに泊まった翌日にシャトルバスでシェレメチェボ空港に行きました。バスは空港のDターミナルに着きますが、アエロエクスプレスと直結しているのはEターミナルです。そこを目指しサインに沿って進みます。そうして2台のエレベーターの前に着くと、そこには信じられないほどのたくさんの人がいたのです。頭上のサインには上に上がるように出ています。エレベーターが2台あるとはいえ、いつまで待てば乗れるのかわかりません。どうしようと思っていたら、4～5人の人たちがその場から離れてどこかに行こうとしてしていました。だからたぶん階段でも行けると思ったんです。でもあたりには階段など見当たりません。それでとりあえずその人たちについて行くと、前にどんどん進んでいった人たちが踵をかえしてもどって来たのです。「あれ～」と不思議に思っていると、なんとエレベーターの前あたり、すぐ近くにドアがあったんです。そしてそのドアには上に上がる階段の表示があったんです！
上の写真のような表示がドアにひっそりとあったんです。
ドアを開けてみてびっくり
先頭の人がドアを開けると、それに続いてみんなが次々と入って行きます。私の番になり入ってみてびっくりしました。そこには、「アエロエクスプレス３F」とりっぱなサインがあるではありませんか。それで３Fまで頑張ってひたすら階段を昇りました。それからまたサインに従って進むと、ようやく切符を売っている窓口（ロシア語ではカッサといいます）に着きました。3年前と比べると、自動の券売機がいたるところにありました。購入済みの人がほとんどなので窓口は空いていました。料金は５００ルーブルで、現在のレートでは1ルーブルが１．６円ぐらいなので千円もしないのです。成田エキスプレスが3千円ですので、いかにロシアの鉄道が安いかわかると思います。ちなみに、従来の方法でモスクワ市内に行こうとすると、バスや乗り合いタクシーと呼ばれるマルシルートカを利用することになります。その場合の料金はなんと７５ルーブルで行けるのです。もちろんモスクワの渋滞は日常的ですが、いくら時間がかかったとしても1時間くらいで行けるとしたら普通ではありませんか。それに私の経験では今回はすぐにアエロエクスプレスに乗れましたが3年前は待ち疲れたような気がします。
タクシー料金の高さにあきれる
まだアエロエクスプレスという便利なものがなかったころ、空港に行くには地下鉄のレチノイ・ヴァグザールからバスかマルシルートカを利用するのが普通でした。もう何年も前の3月の寒い朝、娘と二人でバスを待っていましたがなかなか来ないのです。寒いしトイレにも行きたい私たちにタクシーが乗らないかと誘ってくるのです。もういいかと誘惑に負けそうになりましたが、料金を聞いて断りました。なんと日本円で1万円だというのです。いくら何でも馬鹿にしているのではありませんか。他の人にも交渉していましたが、みんな断っていました。そうしているうちにバスが来て、「どれくらい長くかかるのだろう」と思っていたら、あっと言う間に着いてしまって拍子抜けした記憶があります。バスはなかなか来ないけれども、必ず来るので気長に待っていればいいのです。
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