人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

一人旅で眠れない時

今週のお題「眠れないときにすること」

f:id:mikonacolon:20210925172014j:plain

マドリード新王宮南側外観。NHKまいにちスペイン語テキストから。

一人旅で眠れない時は夜中にやりたい放題で

 実を言うと、最近私は眠れないでいるので、今週のお題はまさに今の状況にピッタリなので正直よかった!とほくそ笑んでいます。私の場合は「眠れない」と言ってもなかなか寝付けない訳ではなく、朝までぐっすり眠りたいのに夜中に目が覚めてしまうのです。朝5時過ぎには起きるし、うたた寝をしてしまうのは別にして昼寝も極力しないようにしています。なのでお約束のように9時頃には眠くなってしまいます。本音を言うと、夜の時間をもっと楽しみたいのですが、早起きしなければならないのでそれは不可能なのです。欲張って、朝も夜も充実させようと思うと睡眠不足に陥ってしまいます。この頃よく思うのですが、本来人間の生活は朝辺りが明るくなったら起きて、夜暗くなったら寝るのが当たり前です。

 朝までぐっすり眠りたいのに、眠れない私はイライラすることもなく薄暗闇の中でそのままじっとしています。何も考えることなく、ただボーッとしているといつの間にか起きる時間になっています。ICレコーダーの目覚ましが鳴ってもまだ眠いのですが、「日曜だから今日はこのまま寝てしまおうか」とはなりません。今の生活で何とか心の平安を保っていられるのは毎日の日課があるからです。朝5時15分に時間に起きて散歩に行く、そして帰って来たらブログを書くという私なりの決まりごとのおかげです。以前はたまにサボることで気分転換できていたのに、今は全く逆の状況なのですからなんだか不思議です。

 もう2年ぐらい旅行、特に海外には行けていませんが、夜眠れない時はけっこうありました。初めての海外旅行は危険情報のガイド本を読みすぎて、誰かが部屋に入ってこないかどうかなんて、今思うとクスッと笑ってしまうことを考えたこともありました。友だちと離れて一人旅をするようになると、最初は慣れなくてなかなか眠れませんでした。でも何回か旅を繰り返していると厚かましくなり平気になるものなのです。ひとりは心細くて怖いはずなのに、それがいつの間にか一転して「ひとりの方が気楽で楽しい」に変ってくるのです。それにこの時とばかりに羽根をのばしているので、夜中に眠れなくても何ら問題ありません。

 ある時、朝早くから博物館や美術館を見て回り、歩き疲れて夕方ホテルの部屋に帰ってきました。ちょっと休憩のつもりでベッドに横になったら、いつの間にか眠ってしまったようです。目覚めたら部屋の中は薄暗く、壁にある大型テレビが放つ光がやけに眩しいのです。テレビ点けっぱなしで爆睡してしまいました。ベッド脇にある時計を見たら夜中の1時でした。これからまた寝るにしては、なんだかすっきりして気分がいいのです。それに猛烈にお腹が空いてきたので、炊飯器でご飯を炊くことにしました。ご飯が炊ける間にシャワーを浴びて、ついでに着ていた服、下着、靴下などを洗濯することにします。日本と違って乾燥している気候のせいか、干しておけば部屋の中でも一日で乾いてしまうので助かります。

 ただ、ホテルによっては夜中にお湯が出ないところもあるので、事前にお湯を出して確かめることが必要です。以前パリで泊まったホテルはまさかの深夜はお湯お断りのホテルでした。流しても流してもぬるい水で、いくら待ってもついに熱いお湯は出ませんでした。当然お湯は24時間出るものと疑わなかった私は寒さに震え、危うく風邪をひくところでした。

 眠れない夜にホテルでひとりですることと言えば、衛星放送でドラマを見ることです。最近のホテルは顧客のことをよく考えていて、長い夜を退屈しないで過ごすことができます。そのドラマでよく盛り上がってベッドの上ではしゃぐ場面が出てきます。私も真似をしてやってみたことがありますが、えらい目に合ってしまいました。私の場合はベッドに寝そべって足をぶらぶらさせるだけなのですが、退屈しのぎにやっていたのです。ところが、勢いがありすぎて、ベッドから落っこちてしまいました。落っこちただけならまだいいのですが、ベッドの脇にあるサイドテーブルにガツンと顔をぶつけてしまいました。急いでバスルームに走り、鏡で顔を見たら、唇が少し腫れて紫色になっていました。でも顔に大した傷は無いのでホッとしたのです。その後、朝食ルームに行ったら、やはり目立つのか人の視線を感じたのですが、気にしませんでした。でもそれ以来ベッドでは遊ばなくなったのは言うまでもありません。

mikonacolon