人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

運動会と住民の苦情

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運動会の練習も騒音になって

 『現代人は音に敏感になった』と、新聞の記事に書いてありました。そういえば、会社の同僚がいつも音がうるさくて困っているとこぼしていました。彼女はマンションの15階に住んでいるのですが、その周辺に小学校と中学校があるので行事があるときは悩まされるのだそうです。例えば、運動会の練習の時に先生が使うマイクや行進曲の音がたまらなくうるさくて我慢できないというのです。そんなに近くでもないのに「そんなにうるさいの?」と疑問に思って尋ねると、住んでいない人にはその気持ちはわからない、というのです。ふつうに練習しているのを聞いているときはいいのですが、15階という高さからだと音が何倍にも大きく聞こえるのだそうです。だから、たまらず学校に電話してしまうのだそうです。正直いって、彼女の言うことには私は半信半疑なのです。実際にその状況を体験していないからでもあるのですが、中学校の真ん前に住んでいる知人からは「うるさい」なんてことは聞いたこともありません。

 運動会が静かになった

 まだ運動会が学校の一大イベントだったころには、日曜日の朝には軽快な音楽が学校周辺に鳴り響いていました。だからすぐに「今日は運動会なんだ」と分かったし、にぎやかでいいなあと思っていました。それが現在では音楽もなく、ひっそりとしていて静かです。ある時などは、学校の前を偶然通りかかったら、自転車がいっぱい停まっていました。それで「今日はなにかあるのかなあ」と思い、ふと校門の隣の掲示板を見ました。すると、そこに『運動会』と書かれていたのでわかったんです。

 運動会ってお祭りみたいなものではないですか。走るのが早い子がリレーに出るのを見るのが楽しみでした。リレーの選手は運動会の花ですから、クラス対抗のリレーは見逃せないのです。ところが、最近は親が自分の子以外の子供には興味がないそうで、リレーを見ないで帰ってしまうのです。応援する人があまりいないリレーは盛り上がることがなくて寂しい限りです。そのリレーも、胸が高鳴るような音楽なしで走っているので、最初これが本当にリレーなのかと信じられませんでした。みんなから寄せられた苦情に配慮していたら、「これが本当に運動会?」というようなイベントになってしまいました。

マンション工事の騒音に悲鳴

 学校の行事や保育園などから出る音は気にならないのですが、マンションなどの建設工事の騒音には閉口させられます。とくに、建物を壊すときに、防音壁を付けないで平気で工事をしているときは最悪で地獄でした。地面から突き上げるような「ズド~ン」というような音がなんども襲ってくるのです。だから、昼間は家にはいられないので外出しなければなりません。離れている私の家でもこんなにすごいのですから隣に住んでいる人は絶対苦情を言っているはずです。でも最後までいっこうに収まる気配はなかったのです。建設会社に苦情をいっても、聞いてもらえないし、相手にしてもらえなかったのかもしれません。

 秋祭りのおみこしの掛け声とかも、あまり好きではない人にとっては騒音でしかありません。日本独特の風物詩でもあるお祭りは外国人にはとても人気があります。昼間の子供の神輿が終わると、夕方からは大人の部の神輿でにぎやかな掛け声が町中に広がります。それをうるさいと思う人は必ずいると思いますが、幸運なことに毎年続いているので苦情を言う人はいないのでしょうか。

mikoancolon