人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

バルセロナでフラメンコ

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フラメンコを見に行く

スペインのバルセロナにあるカタルーニャ音楽堂にフラメンコを見に行ったことがあります。なるべく夜は出かけないようにしているのですが、たまにはコンサートでも行こうと思ったのです。ホテルは地下鉄カタルーニャ駅に近くてエル・ドリアングレというお店のすぐそばです。だから少しぐらい遅くなっても大丈夫と思っていたのです。確かに昼間はたくさんの人で賑わっているのですが、夜遅くなると火が消えたように人の姿がありません。こちらのプログラムは日本と違って始まる時間が遅いですね。私が見に行ったフラメンコも夜の9時半の始まりで、本場のフラメンコを見るのは初めてなのでワクワクしていました。実は前日にガイドツアーに参加してカタルーニャ音楽堂の素晴らしさに感動していたんです。

隣の人に怒られる

さて、いよいよフラメンコが見られます。私の席は今まで座ったことがない、劇場の2Fの舞台から見たら真横の席でした。自分の席に座ってみたらそのままだと何も見えないので困りました。人はかろうじて見えるのですが、いったい何をやっているのかさっぱりわかりません。明らかに席選びに失敗してしまいました。そして思わず身を乗り出して見ていたら、隣の席の女の人に「そんなことしたら、私が見えないでしょう。やめてください」と注意されてしまいました。彼女が怒るのは当然なので、恐縮してほとんど何も見えないまま終わるまで座っていました。その時のダンサーはとても人気のある人らしく、盛大な拍手と共に客席からたくさんの掛け声がかけられていました。

汗のしぶきが飛んでくる?

そういえば、日本でフラメンコを一度だけ見たことがあったんです。東京の渋谷のオーチャードホールにバレエを見に行ったんですけど、それがたまたまスペインの国立バレエ団の公演だったのです。そのときソリストの男性がフラメンコを踊ったのですが、動きが激しすぎて汗が半端じゃないのです。それで彼が身体を動かすたびに何か水のシャワーのようなものが客席まで飛んで来て冷たいのです。私と娘はS席で前から3番目の席に座っていたんですけど、この冷たいものはいったい何なのだろうと思い始めました。そして舞台を見つめていると、眩しいくらいのライトに照らされた汗のしぶきをはっきりと見たのです。

帰りはタクシを予約すべき

話をカタルーニャ音楽堂に戻しましょう。フラメンコの公演は1時間ぐらいで終わり、もう11時近くになったので、日本にいるときの感覚でタクシーに乗ろうと思いました。公演が終わるころに外に出ればタクシーが待っていると思ったら大間違いでした。外にはタクシーはおろか、人もいなくて夜の闇が広がっているだけです。先ほど一緒に劇場を出てきた人たちはあっという間にいなくなり、しかたなく15分ほどの道を歩いてホテルに帰ります。地下鉄の駅はあるのですが、ここから乗ってもホテルの近くの駅には行きません。こういうときこそ、タクシーを予約すべきなのですね。

個人的にはカタルーニャ音楽堂のカフェが気に入っていて、セルフサービスのレストランのように気軽に利用できるところが好きなのです。タパス2~3種類とビールを飲みながら、世界遺産にふさわしい柱やバラのレリーフが美しい天井、ガラス窓などを楽しみます。

 

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