人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

理想の老後とは?

今週のお題「理想の老後」

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定年というのは仕事しなくていい?

子供の頃、定年になったら仕事はしなくていいものと思っていました。自分の父親は中学生になった頃にはすでに家に居ました。私は父親が50歳を超えてからできた子供だからです。あの頃は年金だけで十分暮らせた時代だったようで、今のように出来るだけ働いたほうがいいなんてことは冗談のようです。でも時代の流れと共に変わっていく年金の常識を受け入れないと辛いだけになってしまいます。人生100年時代なんて言われていますが、果たして100歳まで働けるのでしょうか。数字上だけのことなら何でも言えますが、肉体の衰えを何とかしないと無理な気がします。元気な人とそうでない人との個人差が激しいのが問題です。

バリ島で暮らす年金生活

介護施設で昔働いていた知人は今は仕事をしないで自由を満喫しています。先日もバリ島に1か月ほど旅行に行って帰ってきました。彼女はまだ年金生活者ではないのですが、ある事情があって会社を辞めました。そんな彼女はバリにハマって何度も行っているうちに、現地で暮らしている日本人の女性と知り合ったそうです。その人は年金生活者で、もちろん現地の言葉もちゃんと習得しています。彼女にとってバリの魅力は日本と違って男性がものすごくやさしいことです。バリでは女性がすごく働き者で、男性は働かないそうなのです。仕事がないのも一因なのですが、だから女性、とくに旅行者にはとことん尽くしてくれます。「あなたが一番素敵です」などど囁いて最高にいい気持にさせてくれるのだそうです。女性がみんな感激してしまうほどなので離れなれなくなる人もいます。ですが、金の切れ目は縁の切れ目で、お金がないと続かないのです。

「バリの人たちは普段は魚を食べてるんでしょう?」と聞いたら、意外な答えがかえってきました。人々は普段は焼き飯、日本でいうチャーハンを食べているのだそうです。海で捕れた魚はすべて観光客用で現地の人にとっては高価なのです。

年金生活者は意外に満足している?

私自身の理想の老後は具体的にはまだ描けないので、周りに居る年金生活者を参考にすることにします。なぜか私の周りには旦那さんを亡くした女性が多くて、皆何かから解放されたように明るく生き生きとしているのです。その代表が兄のお嫁さんで、一度は離婚したこともありましたが元のさやに収まりました。忍耐を強いられた結婚生活が兄の病気で終わって、今は本当に申し訳ないけれど幸せなのだそうです。明るくて社交的なので人と付き合うのが大好きです。自分の家の庭でガーデニングを楽しみ、韓国ドラマのDVDを車で借りに行くのが日課になっています。

そして、もう一人は82歳になる叔母です。昔は民生委員を20年ほどやっていましたが、今は辞めて自分の趣味一筋です。俳句は彼女の生活と共にあるようで、枕元にいつも俳句帳を置いて寝ているのです。頭の中にふと俳句が浮かんだらすぐに書き留められるようにしているのです。そのほかにコーラスにも参加していて老人ホームにも慰問に行くのだそうです。はっきり言って私なんかよりもずうっと元気な人です、疲れたって言わないのですから。

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