人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

ベルリンのおもいで

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吉野智子さんの本に導かれて

私がなぜベルリンに行くことになったのか、それは1冊の本のおかげです。正直それまではベルリン、いやドイツに行こうだなんて、思ったことなどなかったのです。私の頭の中では、なんだかやたら物価が高くて、当然ホテルも高そうなイメージばかりが先行していました。でもこの本のよってステレオタイプなイメージが壊されて、ベルリンだけは他の都市と違うのだとわかりました。その本は吉野智子さんの「可愛いベルリンブック」という題名の本です。文字通り可愛いものを売っているセレクトショップ洋服屋さん、安くて美味しい食べ物のお店などが紹介されています。旅行に持って行く吉野さんお気に入りのキャリーバッグや化粧品などやパッキングの仕方等、旅行に役立つ情報も満載です。1度ベルリンに行って来たら、もう大好きになってしまってぜひ住んでみたいと夢見ていたそうです。そしたら、本当にベルリンに住むことになって(夢を実現させてしまうところがすごいです)、現在は現地のお店を取材して本を書いています。実際は、ベルリンに住めるのは物価が安いからで、他の都市だったら無理だった、というのが本音だそうです。

仕事がないなら自分でカフェを開業

私の場合は、本を読んで、物価が安くて、楽しそうだし、面白そうだから行って見ようかとすぐに思いました。何よりも家賃が安くて、お店が誰にでも出しやすいそんな自由な環境が魅力的でした。事実、ベルリンは失業率が高いし、これといった産業もないので仕事がないのです。フランクフルトやミュンヘンのように大企業も進出していないので、どちらかと言うと貧乏な都市なのです。だから、仕事がないのなら、それなら自分でお店をやって仕事を自分で作るしかないわけです。カフェをやる人が多いみたいで、テーブルやイスは中古で手に入るので比較的手軽にお店が出せるみたいです。そのカフェもお店によって特徴があって、食材もBIOビオとかビーガンといったこだわりがあります。BIOはオーガニックでビーガンはすべて植物性のものを使うわけですが、ドイツは当時BIOが大流行していました。それから、お店の中は広くはないのでテラス席がほとんどで、日本でいう道路にテーブルとイスが堂々と並べられています。今ふと考えると、雨が降ったらどうするんだろう、商売にならないのではと思います。まさか、パリのカフェみたいにギャルソンがすぐにシートを降ろしてくれるなんてことはないのですから。

ホテルPARK IN(パークイン)

ベルリンの空港からリムジンバスでアレキサンダー広場まで行きます。テレビ塔のところで降りたら簡単にホテルが見つけられると思ったら大間違いでした。つまり、夕方であたりも暗くなって来たのに、ホテルの入り口がどうしてもわからなくて困りました。ホテルPARK INは高層ホテルで24階ぐらいあるらしく、要するに1階はショッピングセンターになっていたのです。だから、どこでもいいからドアを開けて中に入れば、ホテルのレセプションのサインがあるのですぐにわかったのです。このホテルの朝食ルームはサンルームのようになっていて、外の景色を眺めながら食事を楽しむことができて気持ちがよかったです。でも1年後、また泊まりに行ったら、あのサンルームの前には大きなビルが建設中でした。それで、残念ながら朝食ルームは地下1階になってしまいました。以前テレビでやっていた、たしかトム・クルーズの映画で、冒頭にベルリンの夜景の映像が流れました。PARK INのあの高層ビルが一瞬見えた時は本当に懐かしかったです。

 

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