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今週のお題「今月の目標」

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▲スペイン独自の水平ゴシックが特徴のセビーリャ大聖堂。NHKまいにちスペイン語テキストから。

最近「ブログは自由でいいなあ」と痛感して

 いつも楽しくなければブログじゃないと思っているのですが、実際に書くとなると「書けるだろうか?」と不安になります。でも、もう習慣になっているのでパソコンの前に座ればなんとか言葉が浮かんできます。まずは「自分はいったい何を言いたかったのだろう」と考えてみればいいのです。書きたいことは山ほどあるのに、どう書いたらいいかわからない。そんなことで思い悩むときは、たいていうまく書けるだろうか、とか自分の想いを伝えられているだろうかと高望みをしているわけです。全くの素人で、しかも心のままに頭に浮かんでくる文章をひたすら打ち込んでいるだけなのですから、勘違いも甚だしいのです。ただ、なにぶん私には集中力というものがないので、すぐ電池が切れてしまいます。それで自分に制限時間を設けて決められた時間以内で終わらせるようにしているのです。私の場合は2時間で、今はだいたい1時間半で済ませるようになりました。

 もちろん、下書きなどはなく、テーマを決めたら、パソコンに向かってぶっつけ本番です。書く前に文章をどう展開するかなんて、ほとんど考えたことはありません。そのため途中でこの先どうしようかと立ち往生することもしばしばです。そんなときは「時間が無いのでなんとかしなきゃ」となり、適当に誤魔化すことになります。それからブログの最後をどう締めくくるかについても、お約束のようにひと悩みしてしまうのです。でも制限時間があるおかげで、もうちょっと書きたいのにとか、まだ言いたいことが言えていないとか、チラッと頭をかすめたとしても、「はい、これまでよ」で終わりです。要するに、好き勝手なことを書き散らかして、切りの良い所で逃げているみたいなものです。

 そんな私は最近新聞でエッセイを募集しているのを知りました。早速、書いてみようと思って要項を読んでみたら、「わたし遺産」は400字で「香り大賞」は800字でした。つまり400字は原稿用紙1枚で、空白も文字数に数えるのだとネットで調べて初めてわかったのです。原稿用紙などにまったく縁がなく、ただ文字数しか頭にありませんでした。WORDを原稿用紙の設定にして、書き始めてみると慣れないせいか、言葉が出てきません。それに句点や読点が行の最後に来ないとダメなので、自分の想いだけに集中できないのです。毎日書いているブログとは違って好き勝手は許されません。それに400字で自分の想いが人に伝わるよう書かなくてはならないので、想像以上に難しい作業なのだと痛感しました。それと一番ネックになるのが「わたし遺産」という尊大なテーマです。「果たしてこんなものが未来への遺産となるのか」と思わずにはいられなくて、正直言って文章に気持ちが入りません。

 一方で800字となると文字数が多いこともあって、かなり自由度が増して楽しくななるはずです。一応、原稿は作ってみたものの、どうしても印刷する気にはなれません。WEB応募はないので原稿を印刷して郵送しなければならないのです。でも何度読んでもピンとこないので、そのまま寝かせてあります。実はこの原稿はあらかじめWORDで800字で打った文章をなんとか原稿用紙2枚に押し込んでみたのです。もうその時点でなんだか気持ちが萎んでしまっているのが自分でもわかりました。

 ところで先の「わたし遺産」の過去の大賞作品を新聞で読む機会がありました。いったいどんな素晴らしいものなのだろうと好奇心に駆られて読んでみたら、それは「酔い止めのお守り」だったり、「先祖代々受け継がれてきた家業」などでした。どうやら個人的に思い入れのあるものでいいのだとわかって目から鱗でした。その点から言うと、私には「わたし遺産」が見つけられないか、あるいは気づいていないかのどちらかなのです。

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