人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

猛暑でも鳥とイチジクが元気をくれる

今週のお題「暑すぎる」

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 暑くても鳥は朝から元気

 今朝散歩に行く途中、どうしても気になってイチジクの木を見に行きました。先日ブログにアップした色づき始めたイチジクのことです。実はあの写真は早朝に撮ったのですが、夕方見に行くともうすべて無くなっていたのです。あの写真の2個だけでなく、他のイチジクも。どうして?誰が?まだ完熟していないのにどうするの?どう考えても不可解なだけです。今日イチジクの木に近づくとピィピピィ、ピィピピィ、と可愛い鳥の鳴き声がします。こんなに毎日暑くても鳥は元気でいいなあ、木陰で暑さをやり過ごす術を知っているのかも?なんて思っていたら、奥の方の枝に一羽の鳥が見えたのです。よく見てみると、その鳥はイチジク、それも色づき始めて柔らかくなったイチジクをついばんで食べていたのです。すぐに人の気配に気づいたのか鳥はすぐに飛び立ちました、この場面を写真に撮ったら面白いのではという考えが頭をよぎる間もなく。イチジクは半分の大きさになりタネが混じったドロッとした果肉がだらりと垂れていました。人から見えない安心して食べられる場所に生っているイチジクは鳥たちのごちそうのようです。

この暑さもイチジクにとっては恵み

 そう考えると、誰にでもわかる場所にあるイチジクを堂々ともぎ取れるのは人間だけ?なのかもと思えてきます。ただ、鳥にはごちそうでも人が食べたら美味しいかどうかはわかりません。見るからに酸っぱそうでちぎって食べてみる気にはなれませんが。今でも生暖かい風に乗ってイチジクの独特な甘い匂いがするのですが、これから一層加速すると思うと楽しみです。それからもう一つささやかな発見をしました。イチジクの木の根元に近くて、よく見ないとわからないところに色づき始めた1個のイチジクの実があります。日陰でお日様の光がたいして当たらなくてもイチジクは立派に成長するのです、たぶんこのとてつもない暑さのせいで。正直言って、この危険な暑さがなかったら無数に生っている青い実の正体はわからずじまいでした。7月も終わりに近づき、夏らしくなってきたのに外見は相変わらずで何の変化もありませんでした。もちろん鳥にも見向きもされなかったのです。

 あの場所なら人からも鳥からも守られるのではないかと楽観的に考えています。これから毎朝観察するのが楽しみです、暑さであまり疲れが取れなくても元気を貰えるのですから。果たして、あのイチジクはこの暑さでより色づきを増し、完熟するまで持ちこたえられるのか。ぜひとも割れ目ができて爆発する様子が見たいなあと思うのです。どうか見つかりませんようにと願うばかりです。ちなみにこのイチジクの木は私の住んでいる街の文化施設の中の公園内にあって、誰のものでもない公共の植物です。

 この暑さにもかかわらず、鳥は朝早くから元気に可愛く鳴き、イチジクの実も成長真っただ中の様子で羨ましい限りです。気温上昇で青い実が熟すれば、その実にありつける鳥にとっては喜ばしいことに違いありません。そんなことを考えていたら、なんだか私も暑さをやり過ごすための元気を少し分けてもらえたような気がします。

 

mikonacolon