人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

猫から連想するもの

今週のお題「ねこ」

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幼いころは猫が嫌いだったのに

 今は猫が大好きであんなに愛らしい動物はいないと思っているのですが、幼いころは猫が嫌いだったみたいです。それは一番上の兄が鳩を飼っていてとても大事にしていたのに、猫に鳩を殺されていたからなのです。用心してはいるのですが、鳩小屋の戸がいつの間にか開いていて気が付いた時にはもう鳩は全滅です。猫はいつも鳩を狙っているらしく、ちょっとでも隙があればその機会を逃しません。狩猟本能なのでしょうか、鳩を食べるわけでもなく、ただ殺して去っていくだけです。あの頃、わたしの中では猫は鳩の天敵で、猫の姿を見ようものなら、「コラ~ッ」といつも叫んでいたのです。

 毎日のように野良猫がやってくるような環境で暮らしていました。田舎の開放的な家なので入る隙間なんてどこにでもあるのです。鳩を襲いに来るだけでなく、食べ物も盗みに来る、いわゆる「泥棒猫」が出没していました。それってまさに漫画の「サザエさん」に出てくる場面と同じですよね。今ではその記憶はあいまいでもうはっきりとは思いだせません。「ネコ」というお題で、連想するものを捜したら昔の記憶が蘇りました。ずうっと不思議だったのですが、うちの兄が猫を嫌う理由に納得がいきました。

満月の夜は猫の夜会が?

 私の同僚に言わせると、飼い猫は自分の家の鳩は絶対に襲わないのだそうです。彼も自分が可愛がっていた鳩をよその猫に殺られてしまい、悔しい思いをした記憶があります。それでも猫は大好きで、猫に人を見る目があるのかどうか定かではありませんが、猫の方から彼に近づいてくるそうです。この間、彼がなんか面白いこと言ってましたよ。会社の帰りに夜遅く公園の前を通ったら、猫がいっぱい集まって来たので、「なんだこりゃ」と慌てたのだとか。以前読んだ本の「青い眼の猫」では満月の夜に猫の集会が開かれるらしいので、「もしかしたら、それじゃないの」と返しておきました。

捨て猫が夢をかなえてくれる

 我が家が猫屋敷になってから、猫を躊躇せずに拾ってくるようになりました。近くに高速道路が通っているので、その下の草むらに猫が捨ててあるのです。「ニャアニャア」と鳴き声が聞こえるので捜すと、段ボールの中に1匹の子猫が必死でないています。当時は連れて帰って、その子と一緒に暮らせて楽しかった。

 世の中には捨て猫が幸運をもたらす物語もあって、NHKのラジオドラマ「リトルチャロ」もそのひとつです。チャロは飼い主のショウタと空港ではぐれてしまった迷い犬なのです。偶然に不思議な力を持つメドゥーサと言う猫と出会って、想像もつかない物語が展開します。彼女が捨て猫だった時、拾ってくれたのはエイミーという作家志望の女性でした。彼女は食べるものにも困っているのにもかかわらず、メドゥーサにはミルクを買ってくれたのです。エイミーはメドゥーサの不思議な力を借りて人気作家へと昇り詰めていくのです。たくさんのカードの中からメドゥーサが次々とカードを選んでいきます。エイミーはその絵柄を順番に並べてストーリーを組み立て、小説を書きました。そしたらそれが信じられないことにベストセラーになってしまうのです。

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