人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

ネコ漫画とこたつの弱点

今週のお題「急に寒いやん」

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こたつで思い出した漫画は

 朝晩だいぶ寒くなって、こたつが恋しい季節になってきました。こたつで思い出すのは、たまたま本屋で立ち読みしたほのぼのとしたネコ漫画です。おばあさんが一人で暮らしていて、あるとき庭で七輪(しちりん)でサンマを焼いていたのです。するとその匂いに釣られたのか、一匹の野良ネコがやって来たのです。おばあさんは突然の来客が嬉しくて、自分のサンマを半分分けてあげました。そのことがきっかけでネコは遊びにくるようになり、やがておあばさんの家で一緒に暮らすようになりました。北風が吹くようになって、これから冬が来ますよと教えてくれると、おばあさんはこたつを出しました。ふかふかの座布団に座ってこたつでまったりしていたら、ネコが羨ましそうにじっと見ていました。「お前も欲しいのかい?」と聞いてみました。ネコの様子から何でも真似したいらしいのだと気付いたのです。それで自分と同じ模様の座布団をネコにも作ってあげたのです。おばあさんとネコがこたつでのんびりするイラストを見ていたら、幸せってこんな小さなことでいいのかもとふと思いました。すごく癒されたのです。

こたつの弱点は抜け出せないこと

 こたつが大好きな私ですが、残念ながらこたつにはどうにもならない弱点があるのです。それは一度入ってしまったらなかなか抜け出せないことです。なぜか立ち上がるのが辛いと感じてしまうのです。つまり座ったり立ったりを繰り返すのには向いていないのです。そこにじっとしていられる人だけがこたつに向いているのです。家事労働を一手に引き受けている知人などは、「動きたくなるから困るのよ」と嘆きながらもこたつは手放せないらしい。フットワークが軽いのを自他ともに認める彼女が言うのだから悩ましい。せめてこたつで食事をするのはやめたいのだが、家族の猛反対にあってダメだった。でも、家族が誰もいなくなって一人になったときは至福の時間を味わえる。「ひとりでごろごろするには、こたつが最高なのよ」と小さな幸せにとても満足そうだった。

こたつに入ると睡魔が襲ってきて

 もう一つの弱点はこたつが暖かくて気持ちがよすぎて、必ず眠くなってしまうことです。思えば昔からそうでした、こたつで勉強できたらさぞかしはかどると思い込んでいたのです。実際ははかどるどころか、まったく進まなかったのです。どうも集中力が必要なことには向かないようで、いつの間にかうたた寝をしてしまいます。その原因は私の意志が弱いからではなく、まわりの人たちも同様でした。やる気スイッチが効かないようで、それがわかってからはこたつは使いません。こたつはあくまでも家族団らん、あるいはリラックスするためのものなのだと考えればいいのです。

 最近テレビで”着るこたつ”という商品が人気があると知りました。エアコンの効いたソファで寝ころぶのが流行りだと思っていたので意外でした。私も以前電気ひざ掛けというものを買ったことがあります。カフェなどに行くと、しばらくすると下半身が冷えてくるのが気になります。そんな時ひざ掛けを持って行き、備え付けのコンセントに差し込んで使っていました。それにしても、従来のこたつの型からは想像もできない、細長い形の”着るこたつ”はとてもおもしろい発想ではありませんか。

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