人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

飼育するゴキブリ100万匹の仕事人と退治法

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また巡ってきたゴキブリと戦う季節

 昨日、夕刊に載っていた『凄腕勤め人プレイバック』を見て、まさに今の季節にピッタリの話題だと思いました。このコーナーは現時点ではコロナのせいで取材に行けないので、過去の記事から気になる人をピックアップして紹介するという企画です。いつまでも寒いと思っていたら急に暑い季節になって紫外線や食中毒も気になりますが、何より身近な敵は知らないうちに飼育している”あれ”、つまりゴキブリです。これからは見えない敵のコロナウイルスとどこかでひっそり生きるゴキブリとの両方との戦いです。二つを比較して見るとゴキブリはなんとかなるけど、ウイルスの方は想定外で人間の想像力を遥かに超えているように見えます。見えないだけに始末に負えないし、不安をあおってメンタルをやられてしまう危険な存在といえます。たとえコロナに感染しなくても、経済的損失を免れたとしても、精神的に追い込まれる可能性は誰にだってあるのです。

ゴキブリの夢にうなされて眠れない

 ドラッグストアでごきぶりホイホイやアースジェットというゴキブリ退治の殺虫剤を見かけるようになりました。それらを発売する兵庫県赤穂市アース製薬で商品開発に情熱を傾ける女性がいます。仕事でゴキブリ100万匹を飼育し、もちろんゴキブリは手で捕まえらえられる。今一番心配なのはもし自分がコロナに感染したら飼育中の虫が死滅してしまう恐れがあることだという。彼女のような虫大好き人間?と思われるような方でも、最初は虫が嫌いだった!?というから人は面白い

 「生物飼育員」の求人広告を見て応募したら、大手企業の面接に受かって喜んだ。しかし、最初の仕事はハエの飼育で幼虫の世話をした後のお昼ご飯はさすがに食べられなかった。でも不思議なことに毎日世話をしているうちに慣れてきた、というよりも親しみさえ感じてきた。普通なら嫌気がさして逃げ帰ってしまうだろう仕事にまじめに向き合えるこの人は本当に偉いと思う。

 さらに、『ゴキブリ数百万匹をオスとメスにピンセットで分けた日の夜は、ゴキブリの夢にうなされた』というから想像を絶する。ゴキブリをたった1匹見かけただけで大騒ぎしてしまうずぶの素人の私などは卒倒してしまうだろう。世間でよく言われる呪文のような言葉「ゴキブリを1匹見かけたら30匹はいるらしい」が頭の中を駆け巡るからです。

また農作物の害虫についてはエサとなる稲は無農薬で栽培される。農薬が残っていると可愛い虫たちが大量死してしまうからだ。「箱入り娘」ならぬ「箱入り害虫」なのに、ほとんどが殺虫剤の試験の犠牲になってしまうという。でもこの凄腕の勤め人は『虫で苦しむ人を減らすには、この虫たちが必要になる』と断言する。少しでも世の中の役に立ちたいという思いがこの方の背中を押して、普段の仕事の原動力になっているようです。

私のゴキブリ退治法はホウ酸だんご

 昔お惣菜やさんを任されていた友達は店に小麦粉とホウ酸で作ったゴキブリ用のホウ酸だんごを置いていました。当時はその方法がとても有効だとか聞かされた記憶があります。どこの家でもゴキブリホイホイが置かれて、彼らがその中に入ってくれていた頃が懐かしいです。個人的には、彼らはもうあの家の中に入ってはくれなくなりました。彼らは昔よりグルメになって、おいしい匂いにしか反応してくれません。ドラッグストアに売っている商品を買って試してみましたが効果はありませんでした。

 だから大型書店に行って調べて見ました。「生活」のジャンルの棚で見つけたのは「おばあちゃんの知恵袋」という本です。そこにはゴキブリが好きなのは玉ねぎと砂糖だから、ジャガイモをつぶしてホウ酸だんごを作ればいいとアドバイスがありました。作ってみると、ジャガイモのゆでたいい匂いがするし、玉ねぎの香りもゴキブリの食欲をそそるかもしれない。そして、最近はふりかけのサービスを追加することにしたのです。団子の上からグラニュー糖をかけた後にホウ酸を振りかけてみました。そしたら見事に成功したので大満足です。

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