人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

炊ける弁当箱を買ってみたら

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▲一見美味しいご飯が炊けているようですが、実は食べてみると芯があることがわかります。炊飯器で炊くご飯には程遠いものです。購入は失敗でした。

炊ける弁当箱を購入したのに、残念な結果に

 最近テレビの報道番組で世間で”炊ける弁当箱”が売れているとアナウンサーが言っていました。人気の秘密は会社に居ても暖かい炊き立てのご飯が食べられるからです。普通は冷たいご飯を食べるのが当たり前なので、皆が飛びつくのも無理はありません。でも何事も”百聞は一見に如かず”でそれが本当のことなのか、自分の目で確かめなければ納得いきません。今年の冬は例年に比べて、なんだか雪が多くて寒そうです。そんなに値段が高くないものであれば、買ってみて小さな幸せを味わいたいと思うのは自然なことです。早速ネットで検索してみると、いろいろな種類の物があるのでどれにしたらいいのか困ってしまいました。2段になっているものもありますが、ご飯だけ炊ければいいので、ちょうど”最新式”と表示のある1段だけの弁当箱をクリックしました。

 その時メーカー名をちゃんと確かめればいいのに、それを忘れてとにかく何でもいいやと決めてしまいました。その弁当箱は”新型”電熱弁当箱で、ご飯が炊けて保温もできるはずでした。メーカーなどにこだわることなく、ただ早く試してみたかっただけでした。さて、待ちに待ったお目当ての”炊ける弁当箱がついに我が家にやってきました。さっそく頑丈に梱包された箱を開けて、取扱説明書を読んでみました。

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▲お米を入れたステンレスの容器のしたはこのようになっていて、ここにお米の量に合わせてお水を入れて炊きます。

 ところが、読んでみても使いかたがさっぱりわかりません。つまり、ネットで購入するものはいつだって丁寧な説明などは付いていないので、頼りになるのは役に立つサイトの情報だけです。このお弁当箱は0.5合から1合まで炊けるのですが、普通の炊飯器に必ずついているはずの水の量を教えてくれる目盛りはありません。それに取り扱い説明書ではお米の量も単位はgなので戸惑ってしまいましたが、価格コムのサイトの情報で0.5合が75gだということがわかりました。お米の量がわかったので、今度はお米に加える水と機械に加える水の量を計算しました。説明書にはお米の量が175gの場合しか書かれていないからでした。

 それにしても機械にお水を入れるのだとわかったときは仰天しました。最初はそんなことは想像もできなかったので、炊飯器で炊くときと同じようにして炊こうとしましたが、電源のランプが付かなくてうんともすんとも言いません。何度電源ボタンを押してもダメでした。それでまたネットで確かめ、説明書を読み返してみると、「水が乾くと作動を停止し、電源ランプが消えます」とあるのでやっと納得したのです。炊ける弁当箱なのですが、どうやら炊飯器とは構造が全くの別物なのでした。

 勘違いしていたのがわかって、すべて計算通りの量でやってみたのですが、炊けることは炊けるのですが、まともなご飯は炊けないのです。何度試してみてもうまくいきません。どう考えても、お米がちゃんと柔らかく炊けていない、つまり圧倒的に熱量が不足しているのです。そんなに炊き立てご飯が食べたければ、小型の炊飯器を会社に持って行けばいいようなものですが、そう言う問題ではないのです。やはり弁当箱の形をしているからこそ価値があるのです。そう言えば、説明書にはメーカー名は明記されていません。それにネットの商品の説明では保温もできるとのことでしたが、保温のランプが無いのでダメでした。説明書に300wとあるので消費電力が問題かとも思うのですが、家にある小型の炊飯器は300wでもちゃんといい仕事をしてくれます。

 「売れているのだからそんなはずはない」とも思うのですが、どう考えても私の場合はハズレを引いたようです。炊ける弁当箱を選び間違えたのかどうかはさておき、炊き立てご飯を会社で食べる夢は儚く消えたのでした。

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