人生は旅

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コロナ禍の図書館に行ってみたら

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インフルエンザの予防接種のため病院へ

 先日お昼にインフルエンザの予防接種をしようと診療所に行きました。そこは小さな病院なので予約は必要ないのです。具合が悪い時は気軽に診てもらえるのですが、病院に行くのは久しぶりです。受付の前には人が待っていましたが、今のご時世なのか席の間隔をあけて座っています。体温を測るのですが、おでこではうまく行きません。気温が低い外から来た人には反応しないそうで、「袖をちょっとまくってください」と言われました。体温計の温度は35.5度で低すぎます、これじゃあ冷血人間ではありませんか。問診表を書き終えると待合室に行きました。感染防止のために椅子には使用禁止の張り紙が貼ってありました。それと前から気づいてはいたのですが、ここの待合室の壁には植物とネコの絵が描かれています。人の目の邪魔にならない、薄いパステルカラーの色合いが人の心を癒やしてくれます。

久しぶりに図書館に行くことに

 思いのほか病院が早く終わったので、ふと図書館に行ってみようかと思ったのです。図書館なんてもう10年以上行っていません。それなのに行く気になったのは気になる本があったからです。それは絵本で、絵本と言っても子供だけのものではなく、大人だって十分楽しめるのです。その絵本は米国のロバート・マックロスキーという素晴らしい作品を数多く残している絵本作家の作品です。古本屋で「沖釣り漁師のバート・ダウじいさん」という作品を見つけて、まさにヘミングウェイの「老人と海」のパロディだと感心しました。作者の妄想がとめどなくさく裂し、ここでのじいさんは年取って身体にガタが来ていても、毎日楽しく愉快に過ごしているのです。

 本の最後にある作者の経歴を見ていたら、絵本作家の栄誉であるコールデコット賞を2度も受賞しているのだと知りました。代表作には「すばらしいとき」や「うみべのあさ」などがあって、ぜひ見てみたいのですが、本屋にはないようです。それで公立図書館のサイトで検索してみたら、すべてあるのです、子供図書館と言うところには。どうやら私の知らないうちに新しくできたようです。家からは遠くて、歩くと40分以上かかかります。あの辺りは行く用もない所なので行きづらいのです。

感染防止のため図書館は

 でも幸運なことチャンスが巡ってきました。予防接種をしに行くついでに足を延ばせばいいのです。病院からなら20分で行けるのですから。図書館は大きな公園の側にあって、着いた時は1時10分前でした。中へ入ろうとすると、警備の人が立っていて1時に閉館になる、感染防止のために30分間は換気と消毒をするので、次は1時半にならないと入室はできないとのことです。「すぐ出るのなら構わない」そうなので、急いで子供図書館のある2階に行こうと階段を上ります。すると、職員の方に「もう終わりなので出てください」と言われましたが、何冊か借りようと本を探します。偶然「バートじいさん」が見つかったので、他の1冊も適当に手に持ってカウンターに向かいました。

 借りようとすると、私のカードはもう何年も使っていないので抹消されていました。時間外なので係りの人に「お急ぎですか」と促されたのに、無理やり新しく作り直してもらいました。帰るときは階段を使わず、他の階を通らないように必ずエレベーターを使用するようにと言われました。それもひとつの感染防止策のようで、それと4時にもう一度換気と消毒のために30分は閉館にすることになっているそうです。このように公立図書館も感染防止のために様々な取り組みをしているのだとわかったのです。

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