人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

田舎で夏の暑さの変化を実感

今週のお題「暑すぎる」

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暑さで心は避暑地へ向かうが

 連日の暑さでへばっている身としてはどこか涼しい所に行きたいのが本音です。しかしコロナ禍で移動を控えた方が賢明と考えたら、ひたすらエアコンのお世話になっておとなしくしているしかありません。避暑地といえば、信州の軽井沢とか白馬を連想しますが、以前同僚に聞いた話では彼の故郷も夜は寒いくらいなのだそうです。彼の生まれた町は東北の山奥にあり、新幹線の駅から車で20分ほどのところにあります。見渡す限り水田地帯が広がり、何もない土地ですがのどかで静かな町でした。日本の夏は昔と比べてずいぶん暑くなったと言われますが、彼はその変化を身をもって感じているひとりです。

夏でも布団を被って寝る?!

 昔は真夏でも冬のパジャマを着て布団を被って寝ていたそうです、もちろん天戸を締め切って。山奥にある町では昼間は灼けつくような酷暑なのに、ひとたび夕方になると嘘のように気温が下がるのです。だから彼の家では今でもエアコンはないのですが、都会の生活に慣れてしまったせいか昼間の暑さが辛いのです。真夏でも震え上がるくらいの寒さになるので、北海道と同様に台所に出没する邪魔者(ゴキブリが)いません。そんな彼が10年ぐらい前から感じているのは、明らかに夕方からの気温が高くなっていることです家族が「初めて夏のパジャマを買ったよ」と教えてくれました。それでも布団を被って寝ているらしいので、「それで暑くないの?」と信じられずに質問をぶつけてみました。

 すると、ここでの夏の夜の室内はエアコンが効いて涼しく快適な状態を想像してみるとわかるというのです。いわゆる自然のクーラーの恵みを受けているわけですが、昼間は灼熱地獄で散歩など到底無理なのだそうです。一見緑に溢れて気持ちいいはずの田舎道も、実際は日陰などなくもろに太陽の光を浴びてしまうので、我慢できずに逃げ帰ってしまうのだそうです。一方で、山奥の冬の寒さは聞くまでもないのですが、冬の真夜中は部屋はどのくらい寒いのか気になります。もちろんホテルのように暖房は入っていないので、できる限りめいっぱい布団にくるまります。問題はトイレに行くときで、心の中で号令をかけて覚悟してから布団を出ます。布団の外はまるで家の外と同じくらい?かと感じられるくらい寒いからです。この寒さを初めて経験した彼の妻は震え上がり凍ってしまいそうだと嘆いていたらしいです。

お土産の賞味期限は明日! 

 彼が時代の変化を実感したのは、気温の上昇だけではありませんでした。駅の構内の売店の様子が以前とは全く変わってしまったからです。売店で弁当やつまみを買おうとするともう販売していないので車内で買って欲しいと言われてしまいました。かつてはサッカー日本代表ゴールキーパーを務めたあの有名選手も取材の仕事なのかホームで新幹線を待っていました。たしか釜飯の箱をたくさん抱えて、連れの男性と一緒に居たのを覚えています。親戚に車で駅まで送ってもらって、その上お土産まで貰った彼は新幹線に乗り込みました。車中で明日会社に貰ったお土産を持って行こうと考えていたのです。

 ところが、家に帰って貰った煎餅の箱をよく見てみると賞味期限がなんと翌日でした!見るからに大きくて量がたっぷり入っている箱は客に敬遠されていたのかもしれません。それを親戚の人が「ちょっと、待ってて!」と言って慌てて買った来てしまったのです。「賞味期限ぐらい確かめるのが常識でしょ!」などと文句を言えるわけはなく、せっかくの好意を無にしてしまいました。そこで彼からの教訓は「常に賞味期限の確認を忘れるな」です。

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