人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

クレジットカードとリボ払い

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スーパーでリボ払いで買い物?

 先日いつものように、スーパーで買い物をしてレジで順番を待っていると、目の前で会計をしている男性がクレジットカードを取り出しました。そして、「リボ払いで」と付け足したのです。「リボ払い」と言えば、今朝新聞で見た『リボ払い トラブル急増』の見出しが頭をかすめました。この人はリボ払いの怖さを本当にわかっているのかしらと戸惑いが隠せませんでした。

 私も記事を読むまで「リボ払い」と言うのがどんなものなのか、全く知りませんでした。”リボ払い”はクレジットカードの1回あたりの支払額を一定に抑える支払い方法で、表向きは利用者に負担のないように考えられていて、一見親切に見えます。しかし、実際には残高に年率15%の手数料がかかり、買い物が続くと手数料が高止まりしてしまうので要注意です。事実、利用残高に高率の手数料を課せるリボはカード会社の貴重な収益源となっています。カード会社が自然と儲かる仕組みになっているのです。

明細を見るまで「リボ払い」に気づかない!

 なぜ今「リボ払い」のトラブルが増加し、全国の消費生活センターに相談が寄せられているのだろうか。それは利用者が気づかないうちにいつの間にか「リボ払い」に設定されてしまっているからなのです。それを「自動リボ」と言うらしく、年会割引や高いポイント還元率を売りにしています。そして一方では、リボ方式のことを明示しない悪質なやり方をする会社もあるのです。許せないと思うのは利用者がカード会社からの支払明細を見て初めて「リボ払い」に気づくことです。被害者の中には「3年前に作ったカードがリボ専用と最近気づいた。100万円も返済が残っている」と言う方もいて、本当に気の毒です。

利用条件を明示すべき

 日本クレジット協会の広報担当者に言わせると、「利用者が契約内容を確認するのは大前提」との見解です。実にごもっとも発言ですが、ネットショッピングをすると、いつだって「今カードを作れば、2千円割引で年会費無料」などという誘惑は日常茶飯事なのです。メリットの部分だけを強調されれば、誰だってカードを作らなきゃ損だと思うのは自然なことではないですか。カードでトラブって痛い思いをした経験でもない限り、誘惑に乗ってしまうのが人間だと思うのです。そして、そんなときに「リボ払い」かどうかなんていちいち確かめる冷静な人が何人いるのでしょうか。弁護士の方はトラブルを避けるためにも「カード発行時に利用条件を明示するべきだ」と指摘しています。

お金の心配がないカード?

 以前同僚が通勤に使っているPASMOJCBのクレジットカードにしたと見せてくれた。ふつうのJCB CARDに見えるが裏はPASMOで定期になっています。通勤途中の駅で声をかけられて、JCBのクレジットカードを作ったそうです。そのカードはPASMOの残高が2千円以下になったときに自動的に3千円が口座から引き落とされるのだとか。最初のうちはカードの利用条件がよくわからずに、何でもPASMOで買い物していたら奥さんに怒られてしまったそうです。給料日の1週間前にお金をおろそうとしたら、おろすお金がないので奥さんは焦りました。通帳をよく見てみると、そこには3千円が10回で合計3万円が下ろされていました。「いったい、誰が?」と頭に来ましたが、よ~く考えたらカードを作った人がいたのに気づきました、うちの夫に間違いないと。彼の奥さんに言わせると、彼はカード会社の人に騙されたのだそうですが。

 

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