人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

カラスの攻撃と習性

 

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カラスは厄介者?

 カラスと言えば、燃えるごみ日にごみ袋を破り、食べ物を食い散らかす厄介者のイメージが付きまとうのは私だけでしょうか。カラスといえども、生ごみは相手にしないはずです。だから、当然食い散らかすのはまだ食べられると思われる食べ物で、人間が好き勝手に捨てたものが多いです。道路に散乱している食べかすを見ていると、もし自分のごみだとしたらきっと恥ずかしい気持ちになると思うのです。そのカラスもなぜか最近は以前ほど姿を見かけなくなっている気がします。

 ある日などは散歩の途中で出くわして、ちょうどその日がごみの日だったせいか、道路の真ん中で通せんぼするように居座っています。それでこちらも無視して、カラスを避けるように、道の端っこを通ろうとしたのです。そしたらカラスの方が気を使ったのか、慌てて飛びのきました。何かの本に書いてあったのですが、間違っても追い払うようなことはせずに、いつものように行動すればいいのだそうです。

カラスの攻撃は意図的な行動?

 以前私の友だちはごみ出しをして家に戻ろうとしたら、カラスに後ろから頭をつつかれて驚きました。攻撃されるような覚えは全くないので困惑していました。今日の新聞にも偶然と思えない鳥の攻撃にもしかして意図的な行動なのではとの投稿が数多くありました。中でも鳥のふん攻撃には誰でも身に覚えがあるのではないでしょうか。私自身も上から鳥の糞が落ちてきて、洋服を汚された経験があります。でもたまたま鳥が止まっている電線の下を歩いていただけなので気にしませんでした。その時友人が「糞が付く。つまり運が付くだからきっといいことがあるよ」とポジティブ思考で慰めてくれたのを覚えています。

 投稿者のひとりの方は自宅の駐車場に止めてある車に白いペンキをぶちまけたように鳥に糞をされました。もう一人の方は屋外駐車場に止めてあった車のボンネットに小石が当たったような細かいへこみがあるのを発見しました。それも日を重ねるごとにその数が増えていきました。誰かのいたずらかと疑ったら、辺りにクルミの殻が散乱していたのでカラスの仕業だとわかりました。カラスが上空から車にクルミを落として割っていたのです。人間にとっては大変迷惑なことですが、カラスはなんて頭がいいのだと感心させられます。なにより興味深いのは車の色が赤色のその方の車だけ標的になっていることです。

カラスの習性を理解する必要がある

「カラスは赤が好きなのか?」という疑問にはカラスの研究者の方が次のように答えています。カラスは確実に割れる高さを計算してとまって落とすので、その下に偶然車があったのかもしれない。あるいは赤い車の下に落としたらうまくいったので、これはいい場所だと学習したのかもしれない、と。それから鳥の糞攻撃に関しては、彼らは糞の行先なんて気にしていないそうで、当たったのはたまたまだそうです。

 「なぜカラスは人を襲うの?」という疑問には、巣やヒナに近づき過ぎたせいではないかと考えられるそうです。最初は鳴き声で威嚇してくるのですが、人は気づかないことが多いのです。それでカラスは我慢がならず、人の頭を脚で蹴って思い知らせようとします。人間はカラスにとっては自分より大きくて怖い存在だそうで、だから攻撃するときは前でなく後ろから行くのです。カラスが人を攻撃してまで守りたいもの、それは我が子でしかないのです。

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