人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

ホワイトニングしなくても綺麗をキープ

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歯のクリーニングは歯医者さんによって内容が違う

 昨日に引き続いて、歯のホワイトニングの話だが、今頃になってわかってきたことがある。それは歯医者さんによって、”歯のお掃除”の内容が、つまりどの程度やるのかが違っている。例えば、私の通っている歯科医院は15分単位で予約をして治療してもらうことなっていて、歯のクリーニングも先生がやると5分もかからない。そこには一応歯科衛生士がいるのだが、滅多に歯磨き指導やクリーニングはしない。ごくたまに先生の手がふさがっている時にはやってもらうこともあるが、まどろっこしくて、なかなか終わらない。今まで、私は”歯のお掃除”というのは、単に歯と歯茎の間の歯垢を取って、綺麗にして貰うことだと思っていた。だが、現実には歯の汚れはそこだけではなくて、歯の裏側にもついているし、毎日の歯磨きでは歯の黄ばみはなかなか落とせない。だから私のようにある日突然何気なく鏡でじっくり見てみたら、仰天して落ち込むことになる。「何これ、こんな汚い歯で大笑いしていたなんて、恥ずかしい」と穴があったら入りたくなった。

 そんなある日、同僚の男性とたわいもない話をしているときに、何気なく彼の口元を見た。そしたら「ええ!?、歯が凄く白くて綺麗!どうしたの?」と思わず声をあげてしまった。「俺の歯ってそんなに綺麗?」と不思議そうに言うので、本人には全く自覚がないようだ。たしか彼はヘビースモーカーで、一日にメビウスONEのボックスを2箱も吸っているはずだ。それに以前は茶色い歯をしていたのに、目の前の彼の歯は羨ましくなるほど白く輝いている。いったいどうしたのだろう。「ねえ、ホワイトニングしたの?そうじゃないとそんなに綺麗にはならないよね」としつこく聞いてみた。

 ところが、驚いたことに彼の答えは「ホワイトニングって何?」だった。彼は3か月に一度の割合で定期的に歯医者さんに通っている。毎回の診療時間は長い時で45分というから、とても信じられなかった。その歯科医院はベテランの女医さんがやっていて、常に研修医がいるらしく、クリーニングはその人の担当だった。そこでの歯のお掃除は歯全体の汚れを取ることなので、どうしても時間がかかる。一生懸命に歯を洗ったり、磨いたりしてくれるので歯がつるつるになる。口を開けている時間が長いので顎が疲れることもあるが、歯をピカピカにして貰えるので彼は我慢する。それまで歯医者さんに縁のなかった、というより、痛みが出たときにだけ近所の歯医者に駆け込んで済ませていたので、歯医者の実態は知らなかった。だから自分の通っている歯医者が普通で当たり前だと思っていた。「皆の行っている歯医者は違うの?歯をピカピカにしてくれないの?」と逆に聞かれて二度驚いた。

 そんな歯医者が現実にあったこと自体が信じられない。考えてみると、”歯のお掃除”をするのだから、本来の意味では歯が綺麗になるはずなのだが、実際はそれなりに、虫歯にならない程度に済ませるのだろう。それは時間の関係もあるし、それぞれの歯医者さんのポリシーの問題もある。だからこそ、汚れが気になる人にはホワイトニングを勧めるのだと納得する。さて、彼の通っている歯医者さんの料金だが、45分もかかるのだから、やはり普通の歯医者さんより高い。普通”歯のお掃除”はだいたい千円程度だが、彼の場合はいつも3千円くらいは払う。その代わり彼の歯はいつ見てもいい感じだから、本人はそれほど高いとは思っていないし、とても満足している。

 何が言いたいかというと、歯医者にはいろいろあって、望めばいくらでも自分で選ぶことができるということだ。彼の場合は会社の近くにはたくさんの歯医医院があるのに、どこにも満足できなかった。素人目にも、歯医者の先生の技術が問題だらけに見えた。一度ぐらいは仕方なく行くに行くが、えらい目にあってもう二度と行く気にはならなかった。だから、近所の人に教えてもらって、家のすぐ近くにある現在通っている歯医者に出会った。先生の腕は確かで信頼できるし、歯も綺麗にして貰えるのでこれからもずっと通うつもりだ。

mikonacolon