人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

外出自粛で百貨店は生き残れるか

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ネットで買い物便利だが洋服だけは例外

 今の世の中あらゆるものがネットで注文できる便利な時代になりました。それでも例外は何事にもあると思うのです。ネットで注文したくないもの、勢いで注文してしまったら後で後悔しそうなのは洋服だと思うのです。洋服だけは、自分の目で素材や色、デザインを確かめて、ボトムはもちろん試着が必要です。気に入らない場合は、発送元に電話して送り返す手間が面倒で仕方がないのです。この手間は昔流行っていたセシールなどのカタログ販売で経験済みなので、二度と苦い思いはしたくないのです。おまけに返品のための送料は自腹なのですからネットでは買おうとは思いません。

 最近では大手アパレルが百貨店内の店舗を閉鎖して、ネット販売を強化すると発表しました。そんな事態を心配した女性の方の投書が先日載っていました。この方は百貨店で買い物するのが大好きですが、旦那さんが病気になって買い物に行けなかった時期もあったそうです。それで仕方なくネットで洋服や靴を買ってみました。そしたら、届いた商品を見て想像したものと全然違っていてがっかりしたり、着てみたらしっくりこなくてため息をつくことが多かったそうです。やはり身につける物を実物を見ずに買うのは無理があるのではと指摘しています。

百貨店は人を楽しませてくれる場所

  そして、何よりもこの女性が言いたいのは、洋服を買うときの店員さんとのおしゃべりが楽しいというのです。洋服を身体にあてて顔映りが良いかを見たり、試着をしてサイズがあっているかどうかを確かめます。着心地の良しあしも大事なチエックポイントで、後悔しない買い物のためには不可欠です。店員さんからアドバイスも受けながら、楽しく洋服を選びたいから百貨店に行ける日が待ち遠しいのです。コロナが終息したら夏物の洋服を買いに行っておしゃれを楽しみたいそうです。

 時々街に行ってデパートの前を通りかかると、カップルや家族連れなどのたくさんの人たちが中に吸い込まれていきます。ところが、出てくる人を観察してみると店の紙袋を持っている人はわずかだということが分かります。どうやらウインドウショッピングが目的のようで、何も買わなくても結構楽しめてしまう場所、それがデパートの役割のようです。特にクリスマスシーズンは赤と緑のコントラストが美しいツリーやイルミネーションが人々を魅了してやみません。工夫を凝らしたショーウインドウのおかげで街歩きが楽しいのです。

コロナ後百貨店は生き残れるか

 百貨店で婦人服を販売している女性はコロナ後の世界が不安だとやきもきしています(この方に限らず誰でも先行きが不安なのですが・・・)。ネットでの販売が主流になり、やがては接客販売はなくなるのではと危惧しているのです。聞くところによると、アメリカでは郊外のショッピングモールがガラガラで衰退の一途をたどっているといいます。その原因は、広大な配送センターで働く4000人を超える人たちとたくさんのロボットです。ただ、それだけではなく、モールにおける犯罪が増加したことも一因でアメリカならではの事態です。日本はこれからどうなっていくのでしょうか。投書の女性のような百貨店の接客販売を必要とする人がいる限り、継続して欲しいと願うばかりです。

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