人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

コロナ危機で家庭危機も浮上

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家庭内暴力が問題に

 新聞を読んでいたら、DV(ドメスティックバイオレンス)が増えているとの記事が目に留まりました。「どうしてDVが問題になるわけ?」とすぐには事情が分かりませんでした。よく読んでみると、テレワークや企業の一時帰休で夫婦共に1日中一緒に居るためストレスが溜ります。そうなると手や足が出てつい暴力をふるってしまうことになるのだそうです。そういう簡単な説明ではなるほどとなりますが、到底納得いかない事態です。たかが2か月ぐらい一緒に居たぐらいでケンカするぐらいだから、もともと仲は良くないに違いありません。普段は忙しさにかまけてお互いに見て見ぬふりをしていたのに、コロナで家で一緒に過ごさなければならない羽目になっただけです。ストレスをすぐに暴力という形で発散しようとするなんて、人間性を疑います。冷静になってよく考えてみればわかることです、暴力では何も解決しないのだと。まず、自分の考え方を疑ってみて、間違っていたらすぐに物の見方を変えて見ることもこの際必要ではないかと思います。自分が幸せになるにはどうしたらいいか、自分はどう変わるべきかを考えて見る良い機会にしたらどうでしょうか。

 「コロナ離婚」なんて言葉も飛び出すほど、今家族が試されている日々が続いているようです。既婚女性がよく言う「亭主元気で留守がいい」は家庭円満の秘訣で魔法の言葉でした。「留守がいい」はずの夫が毎日家に居たら、当然奥さんはストレスを感じるのは当たり前です。でも、なぜ夫が家で仕事をしていたらそんなに嫌なのでしょうか?よく考えて見ると、一緒に居たいから結婚したのに、長い年月がそういう気持ちを風化させてしまうそうですが。

 それでも、あるサラリーマンに言わせると、在宅勤務が増えて、初めてゆっくりと子供や家族と過ごす時間が持てたのだと喜んでいます。普段は仕事に追われて余裕がないせいか今の生活を新鮮に感じられるのだと。

お母さんひとりを犠牲にしない

 学校が長い休みに入って働いているお母さんも大変ですが、家で3食作らなければならないお母さんも大変です。そうだ、旦那さんの分もある方はもっと負担に感じているはずです。料理好きで楽しくできるお母さんには言うことはありません。食事作りを自分の仕事と諦めている方はともかく、少しストレスを感じているのなら、みんなで協力するように家族を教育したほうがいいですよね。以前から言われていますが、「ふだんから子供にお手伝いをさせなさい」ということです。子供のこれから生きていく力を身につけさせる意味でも大切なことだと思います。

 会社の同僚の女性は小学校3年生の娘さんが料理に興味を持ちだして困っていると言っていました。「いいことじゃない、どうして困るの?」とみんなが娘さんを褒めます。でも彼女は「私がやった方が早いのに、自分でやりたがるの」と本音を漏らすのです。彼女としては忙しいのに迷惑以外の何物でもないのですが、拒否したら娘さんのやる気の芽を摘むことになります。せっかく芽生えた好奇心の芽を摘むのは絶対避けた方がいいに決まっています。う~ん、どう言ったら説得力あるかなあ、と考えてしまいました。そしたら誰かが「好きなようにやらせてあげた方がいいよ。親は少し我慢だけどね」とまさに模範解答をしました。

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