人生は旅

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今どきの小学生の憧れは車?

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一番買いたいものは車?

 先日、新聞にある保険会社による興味深い調査が載っていました。それは小学生に『大人になったら買いたいものは何ですか?』と聞いてみたところ、なんと1位は車だったというのです。しかも男の子のみならず、女の子にも人気があるのです。意外な反応に質問した当の大人の方がびっくりして、その真意を探ってみたそうです。すると見えてきたのは、どうやら車を運転する大人がカッコイイと思っているらしいのです。今の世の中車離れが進んで、教習所では生き残りのためにドローンの運転を教えるところも出できているのにです。そんな大人の事情とはまったく関係なく、子供にとっては車は憧れでカッコイイ存在らしいです。映画やドラマの中で車を運転する主人公がカッコよすぎるからでしょうか。あるいは女の子にとっては自立した女性に見えて憧れるとからでしょうか。どうにも子供の心の中までは見通すことはできません。

 それにしても、大人になったら真っ先に買いたいものが車とは理解に苦しみます。田舎で育った私から見れば、車は必需品であって当たり前のもので、憧れの存在ではありませんでした。都会と違って車がなければ生活が成り立たないのですから。よく車離れが進んでいると言われていますが、車を買う人がいなくなるわけではないのです。そういう面から考えると自動車業界の未来は明るいと言えるのかもしれません。

雪を被った車がまぶしい 

 高校生の頃、外国への憧れが強くて、雑誌のりぼんに載っていた広告をみてペンフレンドを紹介してもらいました。そしたら米国のインディアナ州に住む女の子から返事がきました。写真が添えられていて、いかにもアメリカらしい大自然の中に可愛らしい女の子が笑顔で立っていました。両親は共に仕事をしていて、父親はエンジニアで母親は雑誌の編集者でした。弟が一人いて家族は4人で今思えば、当時の憧れの家族だったのです。送ってくれた写真の中にはおしゃれな外観の白い家とすぐそばに止まっている軽自動車がありました。雪を被ったその車は彼女の愛車で学校へはその車を使います。当時は高校に車で行けることにまず驚いたし、日本にはないアメリカの生活様式に憧れたたのです。高校に自分の車で通えるなんて、自転車で通っていた私にはまるで夢のようでした。

 だから、留学の話などで『通学はスクールバスで』などと聞くと違和感を覚えてしまうのです。日本からの留学生を受け入れるのは、田舎の高校らしく周りには何もないのが現実です。テレビの学園ドラマのように都会の高校ではないので、自由に歩き回れる環境でもないのが分かります。留学のアドバイザーをしている方が自分の息子さんを留学させようとしたら、我が子に抵抗されました。「こんな田舎に一人で放り込まれて、僕にいったいどうしろというの?」と反論されて、言い返す言葉が見つからなかったそうです。そういう経験から子供を留学させたい親御さんにいいたいことは次のようなことです。英語を身につけさせたいのは理解できるが、そのためにアメリカならどこでもいいわけではない。子供に留学先の状況をよくわからせて決めさせないと溶け込めない。結局は失敗に終わることが多いのだと。

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