人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

スーパーマーケットの楽しみと秘密

f:id:mikonacolon:20200208190534j:plain

▲ロシアのスーパーマーケット

スーパーの試食はビュッフェ?

 今日新聞を開いたら、幻冬舎文庫の女性作家フェアのページがありました。その中に銀色夏生さんの「スーパーマーケットでは人生を考えさせられる」という本の広告が載っていたので、これからスーパーのことを書こうと思います。

 スーパーと言えば試食が楽しいですが、外国のスーパーでは見かけたことがありません。日本だけのものかと思っていたら、韓国ドラマにスーパーで試食のはしごをするシーンがあったのです。『星をとって』というドラマでヒロインが弟や妹たちに「今日の夕飯はビュッフェだから」といって家族5人でスーパーに直行するのです。

 さっそく試食の山盛の焼肉を前に5人はもりもり食べて、あっという間にトレーは空っぽになりました。するとヒロインはスーパーのお兄さんに「もうちょっとサービスしてよ」と焼肉のお替りを要求するのです。お兄さんは呆れながらもしょうがないかと肉をサービスしてくれるのです。彼女は血のつながらない弟や妹を一人で育てているので生活が大変なのです。両親が交通事故で亡くなって養子の子供たちが残されたからです。だから少しでも食費を節約しようとスーパーの試食で夕食を済ませようとしたのです。この場面を見たときは、「ええ~、本当に?」と笑ってしまったのですが、ドラマですからね。

スーパーで身体検査をされる

 以前にロシアの黄金の環と呼ばれる場所の一つであるセルギエフ・ポサードに行きました。モスクワからバスで2時間の田舎町です。そこには青と金の丸屋根で有名なウスペンスキー大聖堂があり、礼拝に訪れる人が絶えないのです。ロシア人はもちろん入場料無料ですが、私たち外国人は有料でそのまま入ろうとすると止められてしまいます。そんな田舎町のスーパーで買い物をしているときに、バッグから財布を出そうとしてごそごそしていたら、すぐに店員数人に取り囲まれてしまいました。持っていたバッグを検査されて、それからボディチェックを受けました。何も盗まれていないとわかったら、何もなかったかのように、店員はすぐに離れていきました。そんな経験をしたので、それからは財布はレジに並んだ時に出すように気を付けるようになりました。店内では疑われるような行動を避けるのが一番だと思います。

お惣菜は店で作っていないの?

 知人がスーパーの総菜売り場で働いたことがあるので、いろんな話を教えてもらいます。なんでも、スーパーのお惣菜は、すべて中で作っているわけではないのだそうです。お寿司と天ぷら以外はほとんど出来上がっているものをパックに詰めているだけだとか。例えばたこ焼きは温めたたこ焼きをパックに詰めてソースをかけるだけなのです。「ええ~?たしか出来立て総菜って書いてあるけど違うの?」と尋ねると、残念ながらその通りと答えます。じゃあ、コロッケやアジフライ、メンチカツはどうなのかというと、あれはすべて冷凍してあるものをフライヤーで揚げているだけだというのです。それと、知人が聞いた話によると、あの東日本大震災の時には、フライヤーの油が飛び散って火傷をしてしまった人もいたとか。知人はフライヤーの油が怖かったらしいですよ、あの狭さの中でもしもよろけたら、油に手を突っ込みそうでなんて。

mikonacolon