人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

ハエも蚊も暑さは苦手なのか?

今週のお題「暑すぎる」

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▲コロナが流行り出した時から、ずうっとこれは何なのだろうかと疑問に思って観察してきました。最初はタダの小さな青い実でしかありませんでした。葉っぱの形はまさにイチジクなのですが、子供のころ見たのはちょっと違う気がしていたんです。でも久しぶりに見てみると、上の写真のとおり、どこから見てもイチジクです。試しに触ってみたら柔らかくて、あの馴染みのあるふにゅふにゅの感触があるので、イチジクに間違いありません。あの硬くて青い実が果して熟するのか想像もできませんでした。でも心配は無用でした。近頃のとてつもない暑さのおかげで青い実が、とうとう色づき始めたのです。

フランスでバカンスを満喫するはずが?

 15年近く前にフランスの田舎町に1週間ほど滞在したことがあります。そこはフランスの南西部でスペインに近く、自然に恵まれた土地であのラスコー洞窟に近い場所でした。フランス観光局に問い合わせて資料を送ってもらった中で、フランスの田舎がとても気に入ったのです。クロマニョン人の壁画が残されている洞窟にもバスで簡単に行けてしまうとあってワクワクしていたのです。しかも、現地に行ってみるとバス停は予約したホテルのなんと目の前にあったのです!ホテルの建物の向かいには木々に囲まれて外からは見えないようになっているプールもありました。当時フランスは記録的な暑さに見舞われていて、私たちは朝食の後はすぐにプールに飛んでいって涼んでいました。

 まずまず快適に過ごせると楽観していたら、予想もしなかった問題が起こりました。部屋に戻って寛ごうとすると、何やら虫が耳元でブーンブーンと邪魔をしてくるのです。それはハエ!?でどうしてハエがいるの?と不思議に思って原因を捜しました。ホテルの周りを散策していると、何やら田舎の香水の匂いが漂ってきました。あれ?と匂いのする方向を見ると、そこには馬小屋があって、匂いの元は馬糞でそのせいでハエがたくさんいるのでした。この抗えようのない事実を知ってからはもう文句を言うのはやめにしました。

フランスのハエは暑さに弱いのか?

 部屋に帰ってからは快適な環境を手に入れるため、ハエ退治に精を出しました。ところが信じられないくらい現地のハエは弱っちいのです。日本でハエといえば、すばっしこくて、人間が翻弄されてしまいます。運動神経ゼロに近い私などハエに遊ばれるのが落ちだったのに、フランスのハエは簡単に退治できてしまうのです!まず動きからしてゆっくりで鈍いし、飛び方もスローモーションのようです。逃げ惑うハエを追い詰めて、ホテルの部屋に置いてあるパンフレットでひっぱたきます。それでもある程度は抵抗するので、こちらも変な達成感?を感じてしまうのが愉快なところです。フランスのハエはなぜこうも虚弱体質なのか、今考えると経験したことのない暑さに参っていたのではないのかそんな想像すら楽しいです。暑さに弱いのはもしかしたら人間だけでなくハエもかもと思うと少しは諦めがつくというものです。

 実はこの後行ったスペイン国境に近い港町でも蚊に悩まされました。寝ようとすると耳元でキ~ンとやられてたまらず起きてしまいます。そこで部屋にいる蚊をすべて退治してようやく安心して眠ることができました。その時もフランスの蚊はどうしてこうも動きが鈍いのか不思議に思ったものです。

 余談ですが、ベルリンの川辺に面したカフェでのことで、溢れんばかりの緑が夏の強い日差しを遮ってくれていました。オレンジジュースを注文してテラス席に座っていたら、甘い匂いに誘われたのかハチが2~3匹やって来たのです。ハチと言っても小さなミツバチではなくて大きめのあしながバチでした。飲み物のグラスの上をぶんぶんと飛び回っていたかと思ったら、ふと気が付くと飲み物の中にハチの死体が2匹浮かんでいたのです。びっくりして辺りを見回すと、あちらこちらのグラスの中にハチの死体があったので二度びっくり。まさかハチが自ら飛び込むなんて、当時は深く考えもしませんでしたがまさに謎です。そういえば当時のベルリンは蜂が異常発生していることで話題になっていたのですが。

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