人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

フリーランスとコロナ危機

f:id:mikonacolon:20200510091654j:plain

フリーランスでもコロナの影響なし

 最近は新聞やテレビでフリーランスの人たちの苦境が報道されています。コロナの影響で仕事がキャンセルになって、これから先が見通せない状況でピンチに立たされているのです。そんな折に、全く影響を受けていなくて、通常通り仕事ができている幸運な?方もいることを知りました。それは地下アイドルの衣装やメイドカフェなどの衣装を請け負っている若い女性のデザイナーです。自粛要請がされる中でも制作のキャンセルはほとんどなかったそうです。この方の強みは自分の家が仕事場で家賃などの固定費がいらないところです。また日本中、世界中のどこでもインターネットがあれば顧客獲得と打ち合わせができてしまう利点をうまく商売に利用しています。

 周りが都会を目指す中でなぜ地元に留まろうと思ったのでしょうか。それも彼女なりの賢明な戦略だったのかもと考えられます。そうなんです、都会でなくても商売はできるのです。ネットショップなら都会にいる必要は全くないのです彼女が最初に集客のためにやったことはSNSでの自分の制作する衣装の売り込みです。現在でも顧客開拓はSNS中心でやり、順調に仕事の幅を広げています。

SNSで経営は順調に

 彼女の存在を知って私などは「SNSの影響力はまさに恐るべし」と実感しました。それまで、自分の言いたいことを何でも言える(悪口は遠慮したいですが)便利なツールぐらいにしか考えていませんでした。それが自分の夢をかなえる糸口にもなりえるチャンスを掴むことだって可能なのです。最初は自分の好きなことを仕事にできたらという夢は夢でしかありまでんでした。それにSNSでの戦略を初めから狙ったわけではないというからそれも驚きです。自信に満ちた強い女性というイメージが出来上がってしまう彼女ですが、過去には引きこもりの経験もあります。

生地が手に入らなくて壁にぶつかる

 SNSで仕事が順調な彼女にとって目下の悩みの種は顧客のニーズに合った生地が手に入らないことです。彼女は三重県に住んでいるのですが、中部3県の大きな生地屋さんが緊急事態宣言で休業してしまいました。そのため生地の流通は完全にストップし、ネットで注文しても品切れで手に入りません。抱えている仕事がキャンセルになったわけでもないのに、思いもよらない流通の壁にぶちあたって困惑しています。

 今痛感するのは、顧客獲得と制作のうちあわせはネットでできるが、物がないと仕事ができないことだそうです。生地もネットで簡単に手に入るのかと思ったら、世の中が正常に動いていてこその仕組みなのだと思い知ったそうです。つまり、世の中のたいていのことはネットで足りるとばかり思っていて、アナログの部分を忘れていたというのです。生地業界が休業すれば供給が滞り、人の手で生地がトラックに乗せられて店舗に届けられることもないのです。未来の都市のように、人の手など必要なくてロボットで事足りる世界は今のところ存在しません。

mikonacolon