人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

ドイツ製の魚の目とり

今週のお題「買ってよかった2021」

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ゾーリンゲンのペディは魚の目がゾロゾロ削れる

 私が今年買って良かったと思う物のひとつは魚の目削りです。ドイツ製でゾーリンゲンのペディという名前の魚の目を取るカッターのようなものです。普通のカッターでやると血が出てしまって慌てることがありますが、これだと余計な皮膚がシュルシュルと面白いように削れます。以前に魚の目で悩んでいた知人から、とてもいい道具があると聞いたことがありました。でもその時はあんなにやたらとできていた魚の目が嘘のようにできなくなった時で、それとコロナで出歩く機会が減ったせいで魚の目とは無縁だったのです。それで自分にはもう関係ないとばかりに、話半分で聞いていました。

 ところがコロナ禍もそろそろ1年半を過ぎると、もうそろそろ行動範囲を広げようとして長時間歩くようになりました。すると、自分には無縁だった魚の目がまたでき始めたのです。たかが魚の目、されど魚の目で、いざ歩こうとするとズキンズキンと痛くて堪りません。それで知人の話を思い出したのですが、魚の目を取る優れものの道具の名前を聞いておくのを忘れたことを後悔しました。そうなると頼れるものはネットだけで、検索すれば何かわかるだろうと能天気なものです。「魚の目とり、人気ランキング」と入力し、検索をかけると、第一位がこのゾーリンゲンのペディでした。購入者のレビューも載っていて、なかなかよさそうです。12枚の替刃が付いて1540円で送料無料でした。レビューによると、長く使っていると、持ち手が取れてしまうので、その時は仕方なく買い替えるのだそうです。

 実を言うと、私は魚の目を取るのにカッターを使ったことは一度もありません。人がやってみるのを見るとなんだか痛そうで、血を出してしまいそうで怖くてできないのです。だから私のやり方は薬局にある「イボコロリ」の会社が出している「魚の目コロリ」を使うことでした。魚の目に液を塗ると、その部分が白くなって、放っておくとだんだんとやわらかくなります。毎日それを繰り返すと、魚の目が取れるのですが、この方法はなかなか時間を要します。それに無事に魚の目が取れるまでの間に魚の目の痛みから逃れるために魚の目パッドをつけなければなりません。魚の目パッドというのは円い穴あきの保護パッドのようなクッションです。

 薬局には、スウェーデン製の薬液とクッションが一つになったパッドが売られていて、いろんな種類がありますが、それぞれいいお値段です。魚の目を柔らかくする薬液が付いた絆創膏もありますが、これもいいお値段です。それで、私の場合は一番「魚の目コロリ」が長く使えていいし、保護パッドと一緒に使えば必ず魚の目が取れる方法だったのです。気持ちとしては、できるだけ早く取ってしまいたい、でもそれは無理なので気長にいつか取れる時を待つしかありません。

 どうして魚の目ができるのか、なぜこんなにもやたらに魚の目ができるのか、一時は悩んだこともありましたが、そんなことは考えるだけ無駄なことだとすぐに悟りました。旅行に行くときは必ず魚の目コロリを持って行くようにしました。長時間歩くせいか、どうしても魚の目ができてしまうのです。たくさん歩く以上は足の痛みと魚の目ができるのからは逃れられないようです。

 そう言えば、私の知人はいつも「どこか魚の目の根っこを取ってくれる皮膚科はないだろうか」と嘆いていました。以前、年配の先生がやっている皮膚科があって、そこの先生に取って貰ったらすぐに治ったことがあると話していました。でも最近はそんな皮膚科はどこを探しても見つけられません。立ち仕事をしているその男性は足の痛みで整形外科を受診した時に、何気なく魚の目のことを聞いてみました。すると、先生は「魚の目の根っこまで取ってくれる皮膚科はほとんどないね」。要するに、魚の目を取って欲しいと言えばやってくれる。でもそのうちにまた出てきてしまう。だからやっても無駄で、本当は根っこを取った後にその部分を縫わなければ、また再発してしまう。でもそこまで徹底的にやってくれる皮膚科は残念ながらないのだ、と言いたいのです。

 ではどうすればいいのかと尋ねると、「自分で取るしかないね。外国では皆自分で取っているんだよ。金物屋に行けばいいカミソリが売ってると思うよ」。知人は「金物屋」と聞いて、どこかないかと頭の中で考えてみたのですが、昔あった金物屋はすでにマンションになっていました。こうなったら最後はネットしかないと検索したら、魚の目とりの道具を見つけたのでした。

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