人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

試行錯誤を繰り返したあの頃

今週のお題「人生最大の危機」

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家を追い出されて行くところがない

 昔、会社の研修で知り合った子に「いつでも遊びに来ていいから」と軽く言われたのを真に受けて行ってしまいました。東京に行って見たかったんです、できれば住んでみたいと思ってました。本当は社交辞令だったのでしょうが、こちらは真剣で嬉しくてお言葉に甘えてしまいました。彼女は東京から近い川崎市市営住宅の3LDKに住んでいました。私は彼女の部屋に泊まらせてもらいました。父母と兄二人の5人家族でみんな働いていて昼間は誰も家にいませんでした。ちょうどお母さんが病院に入院していた時でした。だから、私は鍵を渡され、その日の買い物をまかされ、夕飯を作りました。病院に行ってその子のお母さんにも挨拶したのですが、 後日悪いけどすぐに出て行って欲しいと言われてしまいました。その理由はよく知らない人が家に居たらやはり心配だからです。もしかしたら合鍵を作られて、何か悪いことに利用されてしまうのではないかと心配しているのです。知らない他人が昼間ひとりで自分の家に居ると思うと、心配で夜も眠れないとも言われました。結局私が川崎の家にいたのは3日程度だったと思います。さて、これからどうしようか、と考えても行くところもないし、どうしたらいいかもわかりませんでした。でも今思うとこのくらいのことは大したことではありませんが。

親友のところに泊めてもらう

川崎の家を出た私はとりあえず新幹線に乗り、地元に戻ってきたのですが家には帰りませんでした。高校の時からの親友に電話して一晩泊めてもらうことにしました。彼女は当時は父親が再婚した継母とその子供、祖母の5人で暮らしていたんです。父親が不動産会社を経営していて裕福だったと思います。快く受け入れてくれたものの、やはり迷惑なのか態度が冷たいようです。ちょうど別の友達が来ているようで相手にしてもらえません。当時わがままだった私が「せっかく会いに来たのにどうしてそんなに冷たいの」と文句を言いました。すると、「勝手に人の家に来て何言ってるのよ」と怒られてしまいました。”親しき中にも礼儀あり”で親友の言うことはごもっともなのですが、本当に悲しかったのを覚えています。

翌日、東京へ向かう

翌日、私は新幹線で東京へ向かいました。幸運にも車内で偶然乗り合わせた人から慰めてもらい、後日その人の家に遊びにも行きました。あのころは自分がいったい何をしたいのか、また何をすべきかがわかりませんでした。

 

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