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ユーチューブでニワトリ飼育の動画が人気

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なぜニワトリを買うのが人気に?

 新聞社の特派員によると、米国で意外なことが市民の間で人気をよんでいるそうです。巣ごもり生活で、外出を禁止されてストレスが溜まる中で彼らは見つけたのです、癒しとなりえる物を。それはニワトリを飼うことで、手間暇かけて大事に育てています。最初はちょっとは面倒だと思ったのは事実です。何しろ鳥小屋から作らなければならないのだから。しかし、やってみたら少しも苦ではなくりました。むしろニワトリのおかげで元気をもらっているくらいです。愛情込めて世話をしていると、彼らはすぐにご褒美をくれるから励みになります。そう、生みたて卵という贈り物をくれるのです。

 興味深いのは、コロナが流行る前からすでにニワトリを飼うことを考えていた人が大勢いたことです。巣ごもり生活を余儀なくされたから、思い付きで始めたわけではないようです。ある人は子供が毎日家に居て忙しいし、子供もストレスが溜まっているから何とかしたかった。それで子供のためにニワトリを飼うことにした。そしたら子供がニワトリを気に入って、毎日楽しそうに世話をしている。動物を世話することは心の安定をもたらし、人間にとって癒しとなるようだ。

ユーチューブで動画が100万回以上再生

 現代のようなデジタル時代においてユーチューブの存在はものすごい影響力を持っています。ニワトリの飼育動画がアップされると、なんと100万回以上も再生されました。ヒヨコを飼う人が続出し、段ボール箱でのヒヨコ飼育法も紹介されました。それにしてもなぜニワトリなのか、究極の答えは自給自足で食の安全を考慮しているのです。それに最近では『地球に住めなくなる日』という警告の本も出版されていて、身近に迫る食糧危機も指摘されています。そんな世の中がいずれ来るとしたら、先を見据えての自衛手段としてのニワトリの飼育はほんの手始めに過ぎないのかもしれません。

 養鶏場を経営する男性は、以前は趣味でヒヨコを飼育していました。やがて増えすぎて困ったのでネットの掲示板で欲しい人を募集しました。すると、意外にも応募者が多すぎて嬉しい悲鳴を上げました。「鳥小屋には費用がかかるし、はっきり言ってスーパーで卵を買ってきた方がずっと安い。でも工場のようなところで強制的に産まされた卵を食べることに疑問を持ち始めているんだ。健康的な卵に魅力を感じているんだよ」。彼は現在のヒヨコ人気の現状についてこのように見ています。

 そして、興味深いのはあのシリコンバレーのデジタル先進地で、人々がこぞってニワトリを飼う姿を見かけることができることです。日々仕事で相手にするのが無機質なものだからこそ、プライベートでは生き物のぬくもりを求めるのかもしれません。

 さて、米国のヒヨコ人気を日本に当てはめて考えて見ると、果たして日本ではどうでしょうか。田舎暮らしをしている知人たちは家庭菜園を作って野菜を育てています。でもそれははっきり言って節約のためであって、安全な野菜を食べたいからではないと思うのです。だからニワトリを飼っている人は聞いたことがないし、生みたて卵を食べたからと鳥小屋を作る人はいないのではないでしょうか。でも米国のユーチューブに影響されて日本でも流行れば面白いかもと思います。そうなったら、まさにユーチューブ、恐るべしと実感するでしょう。

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