人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

ひろゆきさんの「1%の努力」を読んで

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お金を使うのが嫌?

 私が初めてひろゆきさんの名前を知ったのは、何年か前本屋で著書を何気なくペラペラめくっていたときでした。そのとき「僕は人におごってもらうんです」と書いてあったのですごく印象に残っているのです。「ええ~、おごる方ではなくておごつてもらうの!?」と絶句してしまいました。さらに、「僕はお金を使うのが嫌なんです」とはっきり言うので呆れてしまいました。つまり、自分はお金が無くなったら困るとわかっているから、できるだけお金は使いたくないのだと言うのです。なるほど、そう言われれば納得がいきます。

 ひろゆきさんは2チャンネルの創始者だし、ニコニコ動画にも関わっている方でどう見てもお金持ちに違いありません。そんな方に「お金を使うのが嫌」と言われたら、凡人の我々はどうしたらいいのかわかりません。我々凡人はお金を使うのが当たり前だと思って生活しているので、お金を使うのが嫌だと思う余裕がないのです。それにお金を使うことが大好きな人まで世の中にはいるのです。たとえば、買い物が大好きだとか、ショッピングでストレスを発散しようとする人までいます。

 さらに、ひろゆきさんは自分は月5万円あれば暮らせるし、ブランドには興味がないのだそうです。でも凡人は本当に暮らせるのか疑問に思ってしまいますよね。そこで「僕は食事は人におごってもらうのでお金はいらないんです」との言葉で納得がいきました。私なんて「こうやって生きてる人もいるんだ!!」と本当に目から鱗が落ちました。

自分の「生きる力」を知る

 先日、近所の書店で久々にひろゆきさんの本に再会しました。それが、最新刊の「1%の努力」で新刊のコーナーに平積みされていたのですが、あと1冊しか残っていないのです。他の本と比べてもとても売れています。この本はまず最初に「生きる力」についてに読者に質問をぶつけてきます。「生きる力」とは、ひろゆきさんに言わせると「財布とスマホを置いて家を出て1週間暮らせる能力」のことだという。

 1週間後、きれいな服を着て、お腹も満たされて家に帰ってこられる人は、僕の本を読む必要はない。ただし、家族に頼ってはダメだ。そう言われても、大抵の人はできないと思うので、それがあなたの今の「生きる力」なのだという。生きる力を身に就けるにはどうしたらいいか、今からその知恵を授けたいそうだ。この本はまさに「生きる力」を身に就けるためのハウツー本のようなものだと考えていいと思う。

仕事はゲーム感覚で楽しもう

 ひろゆきさんはあまり働きたくないという。できれば1%の努力で楽しく暮らしたいと思っているし、またそれを実践している。すごい人だと思う。そして、仕事はどうせならゲーム感覚で楽しんで、決して努力はするな!努力で何とかしようとしてはいけない、お金で何でも解決しようとするな!と戒める。一般に、努力至上主義の人はすべてをお金で解決しようとする傾向にある。彼らはそのお金を得るためにどれだけの時間働いたのかを忘れている。つまりコスパを考えないのだ。それを考えたら何の痛みを伴うことなく、あんなに簡単にはお金を使えないだろう。これは我々凡人にとっては耳が痛い言葉だとつくづく思う。また「後からお金が入るとわかっているから、よく考えもせずに、平気でお金を使えるのだ。子供の頃お小遣い制でお金がもらえた人は貯金ができない人」だとも指摘している。

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