人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

人はそう簡単には死ねない

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100歳まで生きられる

最近、新聞でも書籍でも人生100年時代ということが言われていますが、身近に80歳でも手術が成功して生き延びた人がいて、いっそう現実味を増しています。その人は食べ物が最近のどを通りずらいなあ、と思っていたら、だんだんと食べられなくなってしまったので、近所の病院に行きました。そしたら食道がんと診断されて、その病院では手術できないので大学病院を紹介されました。最初は高齢なので手術に耐えられるかどうか、などという問題がありましたが、名医のおかげで手術することになりました。今までなら高齢ということで手術は無理ということでそこで終わりでしたが、現在ではその常識は崩れつつあります。

さて、手術は無事成功しましたが、その後2~3日は危険な状態が続きました。周囲はもしかしたら葬式の準備をしなければならないかも、と胸中は複雑でした。それでも生命力が強かったのか生きのびて、集中治療室から一般病棟へと移ることができました。今では自宅で元気に生活しています。昔と違って医療技術も向上しているし、高齢者の体力も十分あるので、なかなか死ねないのが現実らしいです。

85歳まで働けるの?

ある記事の中で、フィナンシャルプランナーの方が人生100年なので85歳まで働ける、と書いておられましたが、実際はそんな体力があるかどうか問題ですし、雇ってくれる会社が果たしてあるかどうか疑問です。若いころからの絶え間ない努力と覚悟がなければ体力は維持できないからです。または、体力がないなら、働かなくてもお金が入ってくるように若いころから準備しておくしかありません。それでも万人向けの確実な方法を教えてくれるプランナーはいないのが現状です。長生きが果たして幸せなのかどうか、それを決めるのは個人個人それぞれの生き方によるのだと思います。100歳まで生きるのなら、好きなことをして毎日楽しく過ごしたいし、痛い思いもしたくないのが人情です。せめて1日1日を楽しく生きることができれば人生は輝くのだと、言われていますが、実はそれがなかなか難しいのです。

タイタニックの形見のネックレスを売る

以前イギリスで介護施設暮らす90歳を超す高齢の女性が資金不足のため、自分の大切な形見の宝石を売りました。彼女はあの有名なタイタニック号の生き残りの可愛らしい女の子でした。大ヒットした映画「タイタニック」の中で、レオナルド・ディカプリオの誰もが好きにならずにはいられないジャックの役が印象的でした。社会保障が行き届いているイギリスでもお金の問題は避けられないらしく、要するに長生きにはお金がかかるらしいのです。かたや、日本では、知人の義母で不動産所得がある女性が高齢者施設に入りました。自分はしっかりしているのに、周りは痴呆の症状が出てきている人ばかりでした。そしたら、そんな人たちを相手にはしないので、当然人との付き合いがなくなります。その結果、知人が会いに行ったら何か様子がおかしいので、認知症になってしまったのでは、と嘆いていました。お金があって施設に入るとしても、よ~く考えて決めないと幸せな老後は望めないのだそうです。

 

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