人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

100歳まで生きたい

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車の免許返納で自由を失う? 

中部地方の地方都市に住む親せきの82歳の女性は、60代で夫に先立たれましたが今まで幸せに生きてきました。夫が亡くなるときに、「お前はこれから好きなことをしろ、海外旅行にもどんどん行って来い」と言ってくれたおかげで、趣味に旅行にと忙しくも充実した生活をおくってきました。そんな彼女にも、最近ちょっとショックなことがありました。それは家族から車の免許返納を打診されたからです。テレビのニュースでこれだけ頻繁に事故が放送されると、みなさんご一緒に、なんていう雰囲気になってしまうのは当然です。でも、家のまわりには何もないし、買い物も当然車で行かないといけないような環境に住んでいたら、実に悩ましい問題だと思います。

彼女の場合は、趣味の俳句の句会に行ったり、書道やコーラスの集まりに行ったりと、行動範囲が普通の人よりも広いのでよけい受け入れ難いのだと思います。交通手段としての車を取られたら、行動の自由がなくなるのが怖いのです。彼女の家の周りは2,3軒の民家とたんぼや畑が広がり、名阪高速道路が走っています。そんな環境では車の免許返納は、生きがいである俳句の句会にも行けないし、自由に外出ができないのです。自分の生きがいを失ったとき、人はどうすればいいのでしょうか。

タクシーで行けばいいのではと都会の人は思うかもしれませんが、地元の人がほとんど利用しないのにタクシー会社が営業しているのでしょうか?たしか、昔あったタクシー会社はもうなかったような気がします。駅にタクシーが1台だけ停まっているのを見たことはありますが。

家族が旅行にストップをかける

彼女は熱心にコーラスの練習をして、老人ホームに慰問に行き、自分と同じくらいの年齢の認知症の人と交流してきました。そしたら、同じことを何回もいうので嫌になってしまった、と笑って私に話すのです。普通なら、老人ホームにいても全然おかしくない彼女が言うのですから、こちらの方が愉快に感じてしまいます。彼女は海外旅行も大好きで、すでにいろいろな所に行っているのですが、マチュピチュに行こうとしたら、家族の反対にあったそうです。人生の最後の旅行にしようと思ったのに、高齢ということだけで反対されたそうです。でも今までさんざん行ったから、もう行かなくてもいいかもと、自分で納得しているようです。

毎日がものすごく楽しいから、このまま100歳まで生きたい、なんて平気で言える人です。歩くのも私なんかよりさっさと歩きますし、定期的にマッサージに行ったりして健康管理も欠かしません。だけど、すこしテンション高すぎなところに違和感を覚えることもありますね。

 

mikonacolon