人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

部屋で暖かく過ごすために

今週のお題「防寒」

電気代がかからない方法を試行錯誤

 寒くなると一番頭を悩ますのは、室内でどうやって暖かく過ごすかということに尽きる。要するに、いかにお金をかけないで、風邪を引かない程度に快適に過ごすかに無い知恵を絞らなければならない。折も折、電気代がうなぎ上りで、月末に銀行の通帳を見たら、目の玉が飛び出るくらい驚いた。エアコンを使っていないのに、どうしてこんな天文学的な数字になるのか。これからの本格的な冬を想像したら、恐ろしくなった。いくらどんぶり勘定の無神経な私でも、心がチクリと痛みだし、遅ればせながらなんとかせねばと本気になった。外がいくら寒くても、自分がいる部屋だけは暖かくあればいいだなんて、勝手なことを思うのが人間だ。部屋でボタン雪が降るのを優雅に眺めて、暫し別世界に浸るのが大好きだ。だが、もはやそんな現実離れも甚だしいことを言っている場合ではない。

 本当は暖房はエアコンに頼るより、ガスストーブの方が格段に暖かい。その昔ガスストーブを使っていた時は、まるで南国にいるように感じた。だがその幸せも経済事情によって、敢え無く終わった。ガス代が半端なく高いので、ぬくぬくとその恩恵に浸っているわけにもいかなかった。その後、ガスよりも灯油の方が値段が安いので、ファンヒーターを購入して使っていた。まあまあ暖かいし、費用もあまりかからなくていいのだが、ただ灯油を買ってくるのがめんどくさい。仕方がないのでぶつぶつ言いながらも使っていたが、そのうち、当のファンヒーターの具合が悪くなって動かなくなった。新しいのに買い替えるのだが、私の使い方が悪いのか1年もしないうちに壊れてしまう。何回か買い替えていたのだが、すぐに壊れるので、もうや~めた!となってそれっきりお目にかかってはいない。

 では今は暖房に何を使っているかと言うと、省エネ仕様を謳っているエアコンで、ほとんど朝だけしか使っていない。冬は何と言っても一日のうちで朝の寒さがいちばんこたえる。日中はホットカーペットやこたつで何とかなるが、朝だけは部屋全体を温めなければ生きてはいられない。電気代は確かに気にはなるが、出費よりも寒さに耐える方がはるかに辛い。背に腹は代えられないのだ。その代わり、普段は涙ぐましいほどの努力をして、お金のかからない防寒を心がけている。例えば、部屋の中では防寒下着の上にタートルのフリースを着てモコモコのジャンバーまで着ている。そのジャンバーはユニクロのフリースフルジップジャケットで、本来は外で着るのだろうが、それを家で着ておうちジャンバーとしてきているだけのこと。

 下半身には裏起毛のスベスベでぬくぬくとしたフリースのズボンを穿き、さらにその上にはロングスカートという完全防備の服装で過ごしている。モコモコでまるで毛布のような肌触りのスカートは下半身を冷えから守ってくれるのでありがたい。それでもまだ上半身がスースーすると感じたら、袖なしのフリースのはんてんを着るようにしている。正直言って、これはもう相当に着ぶくれした状態で、”肉巻き状態”の人間のようだ。ロングスカートと言うと、昔何かの用でご近所のお宅に伺った時の光景を思い出す。玄関先で待っていたら、その家のご主人、長男とその子供が三人ともお揃いのロングスカートを穿いて現れたのだ。そのスカートが既製品ではなくて、毛糸で編まれている明らかに手作りだったので、余計に忘れられないのだ。

 いつも残念に思うのは大好きなこたつが勉強や何か集中する作業に向かないことだ。今こうしてブログを書いているが、こういった作業もすぐに眠くなってしまうので無理なのだ。それで、こたつが壊れたというか、もうだいぶ古くなったので使うのはやめて、現在ではホットカーペットを使うようになった。と言っても、今のところは電気のスイッチを入れなくても、分厚い毛布を膝にかけていれば十分暖かい。だが、そんな悠長なことを言っていられるのも今のうちで、12月も半ばを過ぎると、すっかり忘れていた寒さに震えあがり、躊躇することなくエアコンのスイッチを入れるのは目に見えている。

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