人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

イタリア旅行の思い出⑤

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犬2匹が子猫4匹に負ける?

モンテロッソ・アルマーレは漁師町なので、村のさかなやさんには取れたての新鮮な魚が並んでいます。さかなやさんの人たちが忙しそうに次から次へと魚をさばいています。そのすぐそばでは子猫4ひきがおこぼれにあずかろうと待っています。すると、そこへさかなやさんがお待ちかねの魚の頭を持ってきました。子猫たちはものすごい勢いで、魚の頭にかぶりつき、無我夢中で食べています。子猫たちは可愛いのですが、魚の頭にかぶりついているその様子は獣そのものでとても可愛いとは言えません。猫たちが魚の頭に熱中している魚屋さんの正面には坂道があります。私たちが猫たちに気を取られて見ていると、その坂道を立派な体格の犬2匹と男の人が降りてきました。犬2匹と子猫4匹が鉢合わせしたその結果、一番いいところを邪魔された猫たちはものすごく怒りました。一斉に「ふう~っ」とうなり、犬2匹を威嚇したのです。すると、犬2匹がびっくりして慌てふためいて、元来た道を戻って行ってしまったんです。飼い主さんも犬2匹に引きずられながら、笑いが止まらない様子です。その場にいた人たちも私たちも大笑いしました。犬の方が体格は立派なのに意外と気は優しいのですね

ジュノベーゼを教えてもらう

モンテロッソ・アルマーレにはテラス席があって誰でも気軽に入れるレストランがいっぱいあり、私たち観光客にはとても便利です。はじめてそのレストランに行ったとき、何を注文していいかわからなかったので、周りの人がどんなものを食べているか、観察した見たのです。すると、スパゲッティで緑のソースがかかった美味しそうなものを食べているひとがいました。それで、すぐに料理の名前を尋ねてみました。その料理は「ジュノベーゼ」と言うのだそうです。注文して食べてみると、バジルのソースがかっていてさっぱりあいれして美味しいので、私たちはこれが気に入りました。ただ、問題は注文を取りに来るお姉さんがいつも不機嫌なので、どうしてなのか気になってしかたがないのです。一度などはなぜかにらまれてしまいました。理由を聞くわけにもいかないので、いまだに謎のままです。イタリア人は陽気で笑顔をたやさないのがステレオタイプだと思っていましたが、それも単なる思い込みに過ぎないのかもしれません。

男性用トイレに入る!

モンテロッソ・アルマーレの公衆トイレでのことです。そういえば、ヨーロッパで公衆トイレなんて、今思えばめずらしいですね。めったに公衆トイレというものがありませんから、お金を払わずに入れるトイレなんて貴重な存在です。まだ、私たちがお金を払って入るトイレの存在など知らないころのお話です。そこは広くて清潔なトイレなのですが、洋式のトイレではなくて、便器が貝殻のようになって座って用を足すタイプになっています。トイレから出てきて、手を洗おうとしてびっくりしました。そこは手を洗うところではなくて、男性用の小便器だったからです。つまり男性用のトイレに入ってしまったらしのですが、日本のそれと比べると高さがありすぎます。あれでは、背の低い人は用を足すことができないじゃないですか。このとき気づきました、こちらの男性はこんなにも背が高いのだと。

 

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