人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

コロナによる都市封鎖と小さな楽しみ

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早くも食糧危機?

 「ねえ、予想した通りのことが起きてる。スーパーのレジの前は長蛇の列ができてるよ」。これは今日東京の友達が送ってきたメールの文面です。昨日東京都の小池知事が会見したことで、まさかと思っていた「ロックダウン(都市封鎖)」が現実味を帯びてきたからでしょう。つくづく人間の行動は世界中どこでも同じなのだと気づかされます。

 友達は家から歩いて30分ほどの大型スーパーにいつものようにお酒を買いに行きました。そのスーパーの売り場は1Fと2Fに分かれていてレジは1Fにあります。2Fで生鮮食料品を見たあと1Fでお酒を買って会計をしようと思ったら、なんと見たこともないほど大勢の人が並んでいたのです。「みんな、ものすごい量の買い物してるよ。いつになるかわからないから諦めて帰って来たよ」。かごに入れたものを全部戻して店を出たあと、近所のスーパーで買い物をして帰って来たそうです。幸運にも買い物はできたそうですが、いつもよりお客が多いし、みんな多めに買うので商品は少なめになっているようです。この先もっと食料の買いだめが加速すると、やがては食糧危機がやってくるのでしょうか。

キャベツで笑顔

 コロナの影響で心がざわついた日々が続いていますが、そんな中新聞にホッとする投稿記事が載っていました。タイトルは「新キャベツと笑顔」です。スーパーの野菜売り場で、春の香りがいっぱいの新キャベツの山を目にした男性のひとことでその場の空気が一変したそうなのです。「キャベツは1年のうちで今の時期が一番うまいんだよなあ」とのつぶやきと笑顔が周りの人に伝染して、みんな笑顔になってその場が和んだのです。なんだか久しぶりに心がほっこりしたとか。投稿者はどうってことない話だけど、今の世の中で知らない人同士が共感しあえることってなかなかないのではないかと言う。だから、男性に感謝して、些細なことに大きな意味があることに気づけて良かったのだ。不安で先が見えないこの時期こそ、ちいさな楽しみを見つけて心に余裕を見つけることが大切だと思うと。

色とりどりの袴姿が美しい

 小さな楽しみと言うと、昨日は大学とかの卒業式が多かったようで、やたらと袴姿の女性に出くわしました。まるでファッション雑誌を見ているように、すらっとしたスタイルのいい女性が様々な模様の着物や紺、臙脂、黒、緑などの袴を着こなして街をさっそうと歩いています。足元を見てみると、草履やブーツと様々ですが黒の低めのパンプスの女性もいましたよ。先日出会った着物姿の中年の女性は普通の靴でした。だから「着物には下駄か草履」などというステレオタイプの発想は捨てていいのだと思います。窮屈なのが嫌なら楽ちんな方にすればいいのです。それにしても、今の子は本当にみんなセンスがいいし、すごく似合っていると思います。色とりどりの美しい袴姿は見ているだけで楽しくて、ほんのひと時だけでも街を明るくしてくれるのです。今の重苦しい雰囲気を一瞬でも忘れさせてくれる体験ができてよかったです。

 

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