人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

迷惑メールに想う

迷惑メール、カード会社からが多すぎる

 昨日、outlookの受信箱フォルダを見ていたら、迷惑メールが気になった。私は普段からメールのウイルスチェックと迷惑メールブロックサービスを利用している。それで、ごくたまにどんなものがあるのか確認するようにしているのだが、以前はあったとしても、3~4件あればいい方だった。なのに昨日見てみたら、なんと22件もあったので仰天した。以前利用していたJRの駅ネットサービスだの、モバイルスイカだのと様々なメールが来ている。その中でも特に目を引くのはカード会社からの本人確認の緊急メールというものだ。「ご本人様ではなく、第3者の利用と思われる・・・」で文面が始まり、決まって、「下記のサイトをクリックしてご確認ください」とこちらを誘導する。

 数えてみたら22件の迷惑メールの大半はカード会社を名乗るもので、どう考えても偽物だ。だいたいが、そんな緊急連絡で、webからだなんてありえないことだ。もっとil-確実な連絡方法、例えば電話番号を、それも繋がりやすい番号を指定するだろう。なぜそんなことを言うかというと、わたし自身がそんな内容のメールをカード会社から受け取ったからだ。ことの発端はアマゾンのサイトである商品を購入したことにあった。クレジットカードで決済を済ませ、すでに商品も受け取っていた。それなのに、アマゾンから「クレジットカードが上手く承認されない」などとメールが来た。 カードの再登録が必要だのとなんだかこちらが不安になるような内容なので、「これは、なんとかしなきゃ」と慌てた。その時の私はメールがアマゾンからのものだと固く信じていた。

 だから、誘導されるままに、サイトをクリックし、クレジットカードを再度登録してしまった。騙す側の思うつぼに嵌ってしまった。それでも私は全く騙されたとは夢にも思わず、翌日のメールチェックでカード会社から緊急メールが来てもまだ気づかなかった。メールを見たら、「あなたご自身のご利用ではないと思われる決済が・・・」と書いてあるのに、自分には関係ないこととしか思えない。でも「至急御連絡を」と書かれているので、仕方なく記載されている電話番号にかけてみた。

 電話をして、係りの人に「誰かが私のカードを使って2~3度買い物をしていた」ことを知らされて言葉が出ない。「身に覚えはありますか」「ありません。私は使っていません」係りの人によると、「これはよくある詐欺の手口でフィッシングと言われるもの」だそうで、私は愚かにもカモになってしまった。考えてみると、今まで「フィッシング詐欺」という言葉は聞いたことはあったが、その内容は詳しくは知らなかった。それに自分がそんなことには絶対ならないぞという自信もあったはずなのにこの体たらくである。

 この時はまだ毎月の利用明細に反映される前だからよかったが、もし後だったら大変な手間と労力が必要になる。もちろん勝手に第三者に使われた金額は銀行口座から引き落とされてしまう。カード会社に申し立てれば、何カ月か後には返金されるが、その間のモヤモヤと惨めさは言葉には表せない。それにカード会社のカスタマーセンターには電話はなかなか繋がらないし、信じられないほど後始末に時間がかかる。だからこそ、こんなサギにはもう二度と引っ掛かりたくないのだ。

 あれ以来、私はアマゾンのサイトで買い物ができなくなった。皆が利用するアマゾンだから、信用していたから私は疑ってみることをしなかった。そんな弱点を逆手にとって第三者は獲物を狙ってくるのだと思う。詐欺に引っ掛かってから、カードの番号が変わって、クレジットカード情報が変更になった。アマゾンから「再登録しないとこのままではアカウントが利用できなくなる」とのメールが届いた。でも私は何もするつもりはなくて、放置したままだ。

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