人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

マイナカードがロックされた

これで大丈夫と思ったら、まさかの事態に

 既述したように、ネットで注文したカードリーダーがネコポスで届いた。ちなみに価格は税込みで1060円で、確かサイトには2千いくらの数字が二重線で消してあってその値段になっていた。カードリーダーを手に入れた私はこれで”鬼に金棒”とほくそ笑んだ。さっそく、カードをリーダーの差込口に入れようとしたが、その時ある不安が私を襲った。もしかして、上手くいかなかったら、いや、そんなことは想像したくもないのだが、そのせいでカードがロックされてしまったらどうしよう。ロックされた場合の面倒な手続きを考えたら、恐ろしくなってカードを持つ手が止まってしまった。

 それで私はいいこと?を思いついた。誰かのカードでできるかどうか試してみようと思った。近くに住んでいる友人に電話をしたら、ちょうどマイナポイントを申し込もうとしていたそうで、嫌がられるかと思ったら、意外にも「やってみて」と喜ばれた。パソコンで検索してマイナポイントの申し込み方法の「パソコン」のアイコンをクリックした。そこには事前の準備が必要と書いてあったが、私はそれをスルーして、いきなりマイナポイントの申し込みの画面を開いた。画面の案内に従って、カードリーダーにマイナカードを差し込むと暗証番号の入力のスペースが現れた。友人が数字を入力すると、「環境チェツク」の画面が出た。これは何?と思ったが無視して、画面を閉じ、「始める」の表示をクリックしようとしたが、色が薄くなっていて反応しない。

 ようやく、「始める」を押せない訳がわかった。「マイキーID作成・登録ソフト」のインストールをしないとマイナポイントの申し込みはできないのだ。表示のアイコンをクリックすれば大丈夫と思ったら、これがなかなか手間取った。あれやこれやと試行錯誤し、一番手っ取り早くて、時間の無駄がないのは「マイナポイントご利用のための準備」で検索することだった。何もあんなに悩む必要はなかったのだ。表示された画面の「自身の端末でマイナポイントを申込する」の項目にある「マイキーID作成・登録ソフト」のインストールの表示をクリックすれば、ダウンロードされる。それでも「始める」ボタンが押せない時は「拡張機能ソフト」をインストールすればいいだけのことだ。

 後は画面の表示に従って、決済カードの情報を入力すればいいのだが、マイナカードを取得した時の情報が表示されるので、そのままでよければ同じカード番号を入力すればいい。ちなみに友人の場合はnanacoだったので、決済IDとセキュリティーコードは同じだった。これで健康保険証としての登録は完了した、あとは銀行口座の登録だが、これで壁にぶち当たった。「銀行口座の登録・御利用」と「初めての方へ」の二つの選択肢があったので、どちらにしようか迷った。登録は初めてだから、やはり「初めての方へ」だろうと、そっちを選んでしまったら迷走してしまった。選ぶべき正解は「銀行口座の登録・御利用」で、何のことはない、スムーズに口座の登録は完了した。先日の新聞に載っていた投稿者の意見に共感せざるを得ない。マイナポイントを貰うのも楽じゃないのだ。行政サービスなのだから、もっと市民が使いやすく、誰にでもわかる仕組みができないものかと考えさせられた。

 友人はめでたくマイナポイントの申し込みができた。これなら私にもできると安心して、試してみようとマイナカードをカードリーダーに差し込んだ。すぐに暗証番号を入力するための表示がでた。何の疑いもなく、自分の暗証番号を打ち込んだ。なのに、「カードの読み取りに失敗しました」と出たではないか!ええ!?どうしてと信じられない私。まさか、そんなことはないでしょうと気をとりなおして再度やってみる。だが、何度やってみても同じ。挙句の果てに「このカードはロックされました」と出て、その瞬間、私の頭はガ~ンとなった。かくなる上は、週明けにでも市役所に行くしかない。自分を待ち受ける運命がどんなものなのかを知るためにネットで検索した。ヤフーの知恵袋のサイトを見たら、役所で暗証番号の再設定をするだけで、たいして時間はかからないとわかってホッとした。

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