人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

マイナポイント貰うのは楽じゃない?

マイナポイント申請、簡単かと思ったら・・・

 昨日私は朝忙しくて、朝刊を見る時間がなかった。それで、ついつい夕飯の時に朝刊を開いて読んでいた。そしたら、読者の投稿欄である『声』に気になる記事が載っていた。その投稿の主は長崎県の鎮守賢治さんで、今気が付いた、この方はたぶん”ちんじゅ”さんという名字なのだ。全く関係ない話だが、童謡の村祭りの歌詞を思い出した。あの♬村の鎮守の神様の~♬で始まる歌だ。珍しい名字なので、ついつい余計なことを書いてしまった。

 本題に戻ると、その鎮守さんの記事のタイトルは「マイナカードを手に悪戦苦闘」で、それを見た私は、まさか、そんなことないでしょうと仰天した。マイナポイント第2弾のCMはネットでもテレビでもしょっちゅうやっている。新聞によると、マイナンバーカードの取得率はすでに50%を超えたらしい。マイナポイントも簡単に取得できると疑いもしなかったが、それはいますぐにやらなければならないことでなかった。いずれそのうちと思ったのには理由がある。マイナカードが健康保険証や銀行口座に紐づけされるのにどうしても抵抗があったからだ。そうなったら、緊急時の給付金もすぐ受け取れて便利になるとはわかっていても、自分の個人情報が政府に筒抜けになってしまうのは嫌なのだ。

 やろうと思えば、いつでも簡単に貰えるとたかをくくっていた私は、鎮守さんの悪戦苦闘を知っても、そんなバカなと思っていた。鎮守さんは最初スマホで試してみた、だが何度やってもうまく行かない。パソコンでもやってみたが、カードリーダーがないと話にならない。「結局パソコンとスマホの両方で試して、ようやくマイナポイントの給付が受けられるようになった」そうで、「CMからはすぐに簡単にできるという印象を受けるが、あれは誇大広告ではないか」と指摘していた。

 鎮守さんの投稿を読んでいたら、急に自分も試したくなった。「そんなわけないでしょう。わたしなら簡単にできるはず」との何の根拠もない自信もあったことは確かだ。夕食の途中にも関わらず、スマホを取り出し、「マイナポイント申請のやり方」と打ち込んで、検索する。すぐに画面が出たことは出たが、項目が多すぎてどれを選べばいいのか分からない。適当に選んでみると、それはスマホでの申請のやり方の説明で、実際に申請する画面ではなかった。申請する前に用意するものとして、必要なものはマイナカードと取得の時に決めて置いた暗証番号。それと、スイカPASMO、コジカ、nanaco等の決済カードのIDとセキュリティーコードをあらかじめ確かめておく必要がある。

 一通り申請の流れを読んで確認した後、マイナポイント申請の画面にようやくたどり着いた。マイナポイントを取得するためにアプリを入手し、これでもう大丈夫と喜んだ。まずはじめに、暗証番号を入力しようとした。3851と確かに入力した、間違いではない、なのに「暗証番号エラー」と出た。信じられない、番号はあっているのに!もう一度やろうとして、ドキッとした、空欄の横に何やら但し書きが書いてあったからだ。そこには「暗証番号を3回間違えた場合はロックがかかり、その番号は使えなくなります」だなんて怖いことが書いてある。

 そこで、いつもの癖でパスワードを忘れた際のお助けワード「パスワードを忘れた場合」に頼ることにした。ここでパスワードは暗証番号だ。軽い気持ちでクリックしたら、あまりにも面倒で大変なことが書いてあったので絶句した。マイナカードの暗証番号を忘れた場合は役所での手続きが必要で、しかもすぐにと言うわけにはいかないらしい。何でもすべてオンラインで解決とはならないのだ。さらに調べてみると、ロックがかかって使えなくなった場合も同様で、わざわざ役所まで出向いて手続きをする必要があった。

 となると、私の場合は鎮守さんのように何度もスマホで試してみることは不可能だ。ネットでマイナカードを取得した時のように役所で申請できないのかと調べてみたが、市役所では無理で遠くの県庁まで行かなければならない。それで、以前はカードリーダーなんて買うのは馬鹿らしいと思っていたのだが、諦めて購入することにした。

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