人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

ロシアの地下鉄とクレムリン

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つきまとわれそうになる

ロシアのモスクワに行った時のことです。絵葉書で見たのとまるで同じの宮殿のような地下鉄のホームに感激して、娘と地下道を歩いてました。そしたら、突然一人の男の人が日本語で話しかけてきて、「何度も日本に行ったことがあるし、日本が大好きだ」と言うんです。それで私たちも少しぐらいは話をしてもいいかなあと思ったんです。「これからどこに行くの?」と聞かれて駅名を答えると一緒に行くつもりのようです。乗り換えのホームに行くために歩きながら話をしているのですが、いつまでたってもついてくるのです。どうやら親切に道案内をしてくれようとしているらしいのですが、それがこちらにとっては鬱陶しいのです。何度も来ているので道案内は必要ありません。それで私たちは彼から逃げることにしました。彼が地下道を曲がろうとしたその瞬間に、そちらには行かないで、そばにあった柱の陰に隠れました。つまり彼とはぐれてしまった感じになったわけです。地下道にはたくさんの人が居るのですからはぐれることだって十分ありえます。しばらくして彼がもういないか見てみると居なかったのでほっとしました。それから地下鉄に乗って移動しましたがもう彼と会うことはありませんでした。地元の人が私たち外国人に声をかけることはまずないと思った方がいい、とだれもがいいます。もし声をかけるとしたら、それは何らかの目的があるはずというのです。私も一度だけモスクワで声をかけられたことがあります。

クレムリンへ行くにはどうしたらいい?

初めてモスクワのクレムリンに行こうとしたときに、向こう側に渡れなくて困りました。道路の反対側にクレムリンの尖塔は見えているのですが、悲しいことに横断歩道もなければ歩道橋もないのです。その場合は地下道で広い道路を横断するしかないと分かるのに時間がかかりました。最初は向こう側へ渡るのにどうしたらいいのかと頭を悩ませながら、街角の案内図を見ていました。そしたら一人の婦人が外国人の私に向かって道を尋ねて来たのです。彼女が見せてくれた紙には捜している場所が書いてありました。それで案内図をよ~く見てなんとか見つけようとしたのですが、わからなくて役には立てませんでした。それからまたクレムリンのほうを見ながらウロウロしていると、なにやら入り口らしきものが見えてきました。そこまで行くにはどうしたらいいのかと考えたら、地下道で行くしかないのです。地下道だから地下鉄かもと思い、メトロのマークのある地下鉄駅アレクサンドロフスキー・サートの階段を降りました。そしたら地下鉄の入り口のドアはもちろんですが、自分の生きたい方向を間違えそうなくらいのたくさんのサインがあるのです。それでもなんとか無事クレムリンの入り口までたどり着くことができました。

 

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