人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

大富豪の教えと外国株式インデックスファンド

f:id:mikonacolon:20200129135456j:plain

 

収入の10分の1を貯蓄すること

 この本は文字通り大富豪になるにはどうすればいいかを教えてくれる本です。わかりやすく言えば財産を築く方法を教えてくれます。まず第一に収入の10分の1を貯蓄すること、第二に貯めたお金を年3パーセントで運用することです。でもシンプルなようでそれが一番むずかしいのです。食べるものにも困っている貧しい人に必要なものは何か、と考えると、それは施しではありません。その人たちに本当に必要なのはお金を稼ぐ方法を教えてあげることだそうです。つまりお金よりも知識が必要で、何十枚もの金貨より明日の銅貨を手に入れる方法を手に入れることが何よりも重要なのです。

 例えば、10万円をもらったらどう使うでしょうか。ある人は買いたいものを買って使い切ってしまいます。別の人はたいして欲しいものもないので、とりあえず銀行に貯金することにします。どちらのお金の使い方もダメで、「お金は増やすためにあるもの」なので銀行に預けたままでは増えないから意味がないとの見解です。つまりリスクが少ない長期の投資信託に投資してお金に働いてもらうのだそうです。この本では賢明な投資先として外国株式のインデックスファンドを勧めています。具体的な商品名をあげると、手数料の安いニッセイ外国株式インデックスファンドで」ネットで購入可能だそうです。

本当のお金持ちは質素で堅実

 この本を読んでも具体的な方法は教えてはくれません。まず何をすればいいかは自分の頭で考えるしかありません。いずれにしてもすぐに結果が出るのを期待してはいけないのです。それなりの忍耐と努力を怠ってはお金持ちにはなれないのです。実際のお金持ちは想像以上に質素で堅実な暮らしをしていると言います。マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツは飛行機に乗るときはエコノミークラスを利用するようです。なぜかというと、ファーストクラスに乗ったとしても到着時間は同じだからというのです。同じ時間なら安いほうがいいという合理的な考え方をしているのです。

コンビニの賞味期限切れのおにぎりを

 あの堀江貴文さんは自分はいつでもひと月10万円で生活できる覚悟があるそうです。多額のお金を手にしても、生活水準は変えていないのですぐにでも戻れる自信があると言います。不測の事態に備えて、お金がなかったころと同じ生活水準を崩さないようにしているのです。

 ある著書の中で、堀江さんは行き場を失って絶望している若者に出会った時のことを書いています。さぞかし空腹だからと思い、せめてお腹が満たされれば一息つけるだろうと食料を手渡します。「これでも食べて、それから考えなよ」とおにぎりを差し出して、自分も一緒に食べて話を聞いてあげるのです。それがコンビニの賞味期限切れのおにぎりであることに驚いて、若者が「お金持ちなのにこんなものも食べるのですか」と尋ねます。すると、堀江さんは「お腹に入れば一緒じゃない」と当たり前のことのように言うのです。食べ物に関しては合理的な考えの持ち主でこだわりはないようです。

mikonacolon