人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

朝の散歩のきっかけは

今週のお題「運動不足」

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朝の習慣を作ったのはダメ息子?

 知人の60代の女性は日頃から歩く習慣が身についていて、歩くのもびっくりするほど速いのです。歩くのが大好きで、少しの不調ならたいていは歩けば治ってしまう?!のだそうで、頭痛でも身体がだるい時も効果があるとか。普通は具合が悪ければ、横になって休むのですが、「そんなことしたら、余計に具合が悪くなってしまいそう」と平気な顔で言ってのけます。そんな彼女ももともとは朝歩く習慣はなかったそうなのです。

 朝の散歩のきっかけは彼女の愚息が作ったようなものなのです。あれは息子が大学を卒業して就職した時のことです。息子は朝早いのが苦手で起きられない。目覚まし時計も携帯のアラームもあてにはならず、こうなると頼りは人間目覚まし、つまり母親しかいない。息子を溺愛する母は真面目に頼まれた時間に起こそうとする。だが息子の言う時間は自分が起きたい理想の時間で実際は30分ほど余裕があるらしい。母が起こすと息子ははっきりと「わかった」と返事をするのですが、すぐにまた寝てしまう。その後は同じような問答を2~3回繰り返しやっと起きるのが日常でした。息子が会社に遅れないかとイライラ、ハラハラするばかりで、他のことをすればいいのにできない。自分の目の前に気になる事実があるから平静でいられないのだった。それなら自分の目の前からそれを消せばいいのだと考えた。つまり息子が起きなければならないぎりぎりの時間まで家から離れることにしたのだ。

 最初は30分ほど外を歩いてみた。そしたら重苦しい気持ちがウソのようにすうっと消えていった。考えてみれば、会社に遅刻したぐらいで息子が死ぬわけないのだから心配はいらないのだ。遅刻したら息子が困るだけなので、ほったらかしにした方が自分でどうすればわかるはずなのだった。そんな当たり前のことが当時はわからなかったのだから、「私って親バカよねえ」と大笑いする。家に帰ったら息子がまだ寝ていて、慌ててたたき起こすこともあった。でもそのおかげで転勤した仙台でも一人で立派にやっていけたのだ。

疲れているときは足を上げる運動を

 朝の散歩が日課になっている知人にも時々つまずいてしまう、それも何の段差もない場所でつんのめってしまうことがあった。身体がぐらついて転びそうになったが、幸運なことに何とか身体を元に戻すことができた。以前新聞のコラムに作詞家の阿木燿子さんが二度も玄関の前で転んでおでこを怪我したと書いていた。阿木さんはあの有名なセサミンのCMに出ている方なので意外に思った記憶がある。その話は別にして知人の場合、原因は疲れているせいなのか、足が上がらなくなっているからだ。ではどうすればいいのか、日頃から筋トレをして備えればいいのだが、言うは易く行うは難しで三日坊主で続いた試しはないのだった。

 でも手軽で誰にでもできる簡単な方法がある。それは足を上げる運動をすることだ。まずコンビニ等のレジ袋を用意して空気を入れて風船のように膨らませる。その風船を足で交互に蹴っていくと、自然に足を上げる運動ができてしまうと言う。実際やってみると最初は難しくカスってばかりでうまくできない、頑張って3~4回もできれば上出来です。しかし、確実に足を上げる練習はできているようで、その後は歩行がスムーズになった気がします。実はこれ、新聞に載っていた記事の高齢者の転倒を防ぐのに効果的な方法だそうです。

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