人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

モスクワで買ったユニクロのダウンコート

今週のお題「急に寒いやん」

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 寒くなったら何を着たらいいのか

 朝晩急に冷え込むようになると、朝何を着て散歩に行ったらいいのか服装に悩みます。天気予報を信じて着こんでいくと、やたらと暑くて汗をかいてしまうこともあるからです。本格的な冬が来たら、みんなが着るのがダウンのジャンバーやコートです。テレビのCMでやっているユニクロのウルトラライトダウンを着ている人も見かけます。でもたまに街角で綺麗な色の上等のコートを着てい人を見かけると、羨ましくなって見とれてしまいます。黒やグレーなどの暗い色ばかり着ていると、鮮やかな色がとても新鮮に感じられます。街路樹の紅葉と街を彩る服装の鮮やかさを楽しめるのですから、寒くなるのもそう悪いことでもないのです。

 冬になって私が着るのはダウンコートで、色は深緑で軽くて暖かいのです。このコートは友達が「ええ~、このコートなんでこんなに軽いの」と驚くほどです。見た目はふっくらしているのに手にしたら予想外に軽いのでそう感じるのでしょう。「どこで買ったの?」と聞かれたので、日本じゃなくてモスクワのユニクロのだと答えました。

 あれは何年か前の10月にモスクワに行ったとき、クレムリン近くを歩いていたら急に寒さに襲われたんです。冷たい風に震えながら、「とにかく何か暖かい服を買わなきゃ」と地下鉄で向かったのはショッピングセンターが隣接している駅でした。この時の私の服装はシャツに薄いジャケットを羽織っただけの軽装です。日本はまだ暑くてTシャツの人も歩いていたくらいで、冬服の用意は何もしていませんでした。

モスクワにユニクロがあって

 それでショッピングセンターに行ってみたら、「ユニクロがあるじゃない!」で早速中をウオッチングです。ロシアにユニクロの1号店ができたと聞いたことがありましたがまさか偶然に出会うとは。日本と値段を比べてみると、ロシアのユニクロはフリースでも何でも日本の2倍の価格でした。「ユニクロは安い」というイメージしか持っていませんでしたが、日本から来た私にとってはモスクワのユニクロは「高い!」と感じました。人だかりがする方に行ってみると、コートのバーゲンセールをやっているようで人が大勢いました。みんな熱心に試着してコートを選んでいるのですが、よく見ると日本のユニクロでは見たことがないものばかりです。

 この店はユニクロではあっても日本にあるユニクロとは売っているものが違うのです。もちろんユニクロの商品はあるのですが、モスクワの店ならではの特色があるのです。だから、そのおかげで普通のダウンコートを買うことができたのです。実を言うと、そのコートは人気がなくて誰も手に取らなかったものでした。でも買ってみたら軽くて暖かくて、小さく折りたためて持ち運びにも便利なのです。日本円で1万2千円くらいの値段だったのですが、今でも気に入っているコートの一つです。

 そのコートを着て行ったのは、前から行きたいと思っていた猫劇場で、ネコのサーカスを見ました。最初はネコがサーカスなんてできるの?と半信半疑でしたが、ネコも立派に、可愛く演技できるのがわかって目から鱗でした。もっと驚いたのは、観客はみんな子供で大人だけで見に来ているのは友だちと私のふたりだけだったことです。よく周りを見たら、大人たちはみんな子供の保護者のようで、猫劇場は子供のための劇場らしいのです、この国では。心なしか最前列の特別席に座っている二人は注目の的のようです。まあ外国人なのですから許されるのではと自分に都合よく解釈しました。子供が見る物だなんて知らなかったです!でも大人のネコ好きにはたまらない場所なのにもったいない、と不思議でしかなかった体験でした。

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