人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

凪のお暇(最終回)を見て

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ついに最終回

とうとう、ドラマが最終回になってしまいました。凪のお暇もわずか3か月だけのことなのですが、凪ちゃんはより多くのことを学んだようです。きっかけはシンジの心ない言葉で、言葉で人は殺せないけど、凪ちゃんは精神的に殺されたも同じでした。過呼吸で苦しんで、どうなってしまうのだろうと心配でしたが彼女は強かったです。最後にシンジに「今までありがとう」って言ってたけど立派に変われたからこそ言えたのですね。周りの空気ばかり読んで、シンジの機嫌ばかり伺っていた凪ちゃんはシンジの本当の姿を何も知らなかった。自分たちが似たもの同士であることも、「変わらなきゃ、変わりたい」と決意しなかったら、知る由もなかったのです。でもシンジのような家庭環境に育ったとしたら、普通はやはりなにかトラウマを抱えてしまうのかもしれません。そして凪ちゃんも、世間で言われている「毒親」の母親に育てられ、空気を読まないと生きていけない環境にあったのです。

新しい生活が始まる

これから凪ちゃんの新しい人生が始まります。以前母親に邪魔されて契約できなかったコインランドリの仕事を諦めてはいなかったのです。そのために会社に入っていろいろと学んで、コインランドリーの経営者になるという夢を追うつもりなのです。凪ちゃんはウィッシュリストを作って自分のやりたいことを書きだします。それって、よくビジネス本に載っているやり方で、なりたい自分になる方法なのです。さらにはそのためには具体的にどうすればいいのかをノートに書きだして、より実現できるようにするのです。書き出すだけで漠然と思っているよりも、自分を追い込めて、やる気を引き出すことができるのです。「具体的に」を考えだすと、自然にアクションが生まれるのです。

凪ちゃんはゴンさんを変えた

考えてみると、一番変わったのはゴンさんだと思うのです。目の前の相手を最高に幸せにするのが彼の天性で自然な行為のように見えました。誰にでも優しくていい気持にさせてしまうのがゴンさんで、シンジでさえ心を奪われそうになったくらいですから。そんなゴンさんが今まで知らなかった嫉妬心というものを感じて苦しむのです。凪ちゃんとシンジが一緒に居るところを見たら、胸がひどく痛み始めて辛くて仕方がないのです。好きな相手が別な人といたら嫌に決まっていると、自分が嫉妬していることを認めます。だから過去に鍵を渡した女たちからすべて鍵を取り返してきました。その鍵をすべて、驚く凪ちゃんの前で見せて愛の告白をするゴンさん、かっこよかったです。ゴンさんとだったら幸せになれるかもと思う凪ちゃんですが、やはり断ります。

凪ちゃんの自立がテーマ

このドラマってシンジとゴンさんという対照的な性格のコントラストが面白いです。凪ちゃんに冷たい態度をとるシンジが、彼女に去られて号泣するのも意外性があっていいではないですか。凪ちゃんが住んでいるアパートもどこにでもありそうで、あんなくつろぎのテーブルがあるところなんてないからやはりドラマですね。それにしても、アパートの住人が解散して終わるというストーリーにびっくりしてしまいました。シンジと復縁かもなんて思いましたが、凪ちゃんの自立がテーマですもんね。

 

mikonacolon