人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

ドラマ「凪のお暇」を見て

 

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心がポキッと折れて人生リセット

私は人生リセットしたOL凪ちゃんの今後が心配でもあり楽しみでもあるのです。でもリセットのきっかけになるのが、恋人シンジの心ない言葉だったのが気に食わないのです。自分の恋人を他人の前で平気でけなせるなんて、しかも愛しているのに、なんでなのと普通は思います。凪ちゃんはそれを真正面から受け止めてしまって、心がポキッと折れて過呼吸になって苦しみます。今までだってさんざん我慢してきたわけで、会社の同僚にも空気読みすぎてしまって、いいように使われているではないですか。SNSだって毎日気にしているし、自分のためではなく常に人目を気にして生きていたのです。そんな彼女もシンジのことだけは、みんなが知らない二人だけの秘密みたいでうれしかったのです。なのにその秘密は二人だけの秘密のはずが、自分だけ勝手に思ってただけのとんだ勘違いに自分ながらあきれてしまったのではないでしょうか。彼女は自分の性格が好きではないし、でもどうにも出来なくて、なんとか毎日を懸命に生きていたと思います。

まず自分を好きになることが大事

幸せになりたければ、まず自分を好きになること、と言うことがよく言われます。自分の行動に責任を持つとか、じぶんに恥じるような行いをしないとかが重要で、他人がどう思うかは関係ないのです。大事なのは自分がどう思うかで、最優先事項にあげられます。そして、現在のみならず過去の自分も含めて好きになることが大切ですが、なかなか実行できません。後悔だらけの過去は一番取り扱いが難しいのです。以前話題になった本で、アドラー心理学を扱った「嫌われる勇気」と言うのがあります。本当に自分らしく生きたいのなら、他人の顔色を窺っていてはダメで、今よりも一歩踏み出す勇気が必要なのだそうです。凪ちゃんも八百屋で買い物をした時にお釣りが間違っていました。いつもなら何も言えないのに、勇気を振り絞って言ったんです、「お釣り間違ってます」って。そしたら、何か言われそうな感じだったけど、きつそうな顔をした店員さんが、「もう嫌だ、また間違っちゃった、ごめんなさい」と泣いて謝りました。隣にいた店長も「この子は新人だから緊張しているのよ、エノキあげるから許してあげて」なんて言って庇うのです。この場面がユーモアがあってなかなかいいなあと思いました。

シンジは凪ちゃんを愛してる

シンジは凪ちゃんを愛してるのに、他人の前では「恋人」だと紹介できないし、貧乏くさい女だとけなしてばかりいます。周りから「ひどい男」と言われても、本当はあいつのこと大好きなんだよ、と号泣するばかりです。シンジの凪ちゃんへの言動は自分の思いとは全く正反対で、理解できそうにありませんが、それが彼なりの愛情表現なのでしょうか。凪ちゃんは節約が趣味と言うこともあって、有り合わせの材料で料理を作るのが上手です。だから、ゴーヤの天ぷらも、シンジは「これ、うまいなあ」と喜んで食べるのです。シンジって凪ちゃんがいないとダメなタイプなのでしょうか、そしてそんなシンジを凪ちゃんは愛しいと感じてしまうのでしょうか。今後の展開が楽しみです。

 

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