人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

凪のお暇(8月23日分)を見て

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シンジは凪ちゃんを忘れられない

 高橋一生さん演じるシンジは元カノの凪ちゃんを忘れようとして同僚の女性と付き合うことになるみたいです。タクシーの座席で向こうから指をからめて来られて誘惑されてますよ。一見軽い感じの彼ですが、内面は外見とは違って自分の心に嘘はつけないタイプなのです。相手に乗せられて、思いのままになるようでいて、最後には決してそうはならない男性だと思います。そんなシンジは、思いもよらない場所で凪ちゃんと出くわして、自分の決心が早くも揺らいできました。彼女の「ゴンさんとは別れました」と言う言葉も追い打ちをかけて、ホッとした様子が顔によく出ていました。だから凪ちゃんに彼女のことを「大阪から転勤してきた同僚の女性」とだけ紹介していますよ。自分の彼女だと誤解されたくないみたいで、この時の彼の気持ちがほんとよくわかります。

人に興味を持てば会話が弾む?

凪ちゃんはふとした偶然でシンジの知り合いのスナックで働くことになりました。そんな日々の中で自分にはお客さんの相手をしようにも話題がないことを痛感するのです。明らかに退屈しているお客さんに声をかけたくても、なんと声をかけたらいいかわかりません。野球の話題を振られても興味がないので答えられません。さっそく「会話が続く本」のようなハウツー本を何冊か職場に持ち込んで勉強しようとしますが、店長に一笑に付されてしまいます。そんな本いくら読んだって、アンタは相手に興味がないから無駄というのです。シンジにまでも同じことを言われてショックです。

私も以前は職場で朝の「おはようございます」のあとに振る話を何にしようかと悩んだことがあります。ビジネス英語でいうスモール・トークみたいなもので、天気の話でも朝のニュースでも電車でのことでもなんでもいいのです。とにかく着替えの間の沈黙が嫌なので、当たり障りのないどうでもいい話をするようにしていました。あとは、偶然同僚とエレベーターに乗り合わせた時に、黙っていると気まずいので無理やり仕事の話を振るようにしたりして。「誰とでも途切れることなく話せる本」のような類の本を何冊も読みましたが、実際は能書き通りにはうまくいかないのです。人とのコミュニケーションは私にとっても永遠の課題です。

シンジが凪ちゃんを助ける

友達の坂本さんが詐欺まがいの営業をしている会社に就職してしまったようです。凪ちゃんは心配でたまらず説明会場まで押しかけて止めようとします。他人のことなのにまるで自分のことのように一生懸命です。空気読んで行動するのではなくて、考える前に体が動いちゃっているんです。シンジに自分にしか興味がないと言われた凪ちゃんが変わり始めているんです。そしてなによりもうれしいのがシンジが凪ちゃんを助けてくれたことです。シンジってなかなかいい奴なのかもしれません。

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