人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

インターネットで困った

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電話とインターネットの移転でまさかの問題発生

 昨日の続きを書きたい。知人の愚痴はまだまだ続いた。NTTの固定電話の移転はそりゃ116番にかければいいでしょう。そんなの決まってるわよと私も思っていた。だが今は時代が違うらしく、だいたいが今の人たちは固定電話と言うものを持っていないらしい。疑うことなく116にかけてみたら、「こちらはワイモバイルです。いつもご利用ありがとうございます」などと言う音声が流れて、面食らってしまった。いつからか知らないうちに116番はNTTではなくなったのだと気付いた。ではNTTの電話移転の申し込みはいったい何番にかけたらいいのだろう。仕方がない。ネットで検索してみることにした。それでやっと番号が0120-116-116なのだとわかった。

 早速電話してみると、お決まりの「ただ今電話が混みあっています。しばらくそのままでお待ちください」という録音テープが虚しく流れた。待つしかないと諦めてひたすら待つ。やっと係りの人に繋がって、まずは本人確認のため、現在使っている電話番号とフレッツ光のお客様 IDを聞かれる。次に支払いの方法を尋ねられ、口座振替なら銀行名を答えて向こうで確認が取れたら終了だ。やっと本題に入れて、新しい住所を伝えると、「設備を確認してまいりますので、このままお待ちください」と待たされる。しばらくして、新住所の建物の設備の確認が取れたのだが、とんでもないことを言われてしまった。「あちらの建物にはもうすでにインターネットの設備が入っています。でもフレッツ光の速度が現在使われている状態よりも遅くなると思います。今は100メガバイトをお使いですが、新しい所は10メガバイトですから。今よりは速度が落ちてしまいます」。

 黙って聞いてはいたが、速度が10分の1になるなんて、いったいどうしたらいいのか、絶望的な気持ちになった。「それって今までのようにサクサク動かないってことですよね。それは困ります。今と同じ速度で使うにはどうしたらいいのでしょうか」。思わず悲鳴に似たような声をあげてしまった。そしたら相手は少し同情したのか、「どうしても今の速度で使いたいと御希望でしたら、壁に穴をあけて工事をする方法もあります。でもその場合は建物の所有者に許可を貰う必要があります」と教えてくれた。知人の場合は市営アパートなので供給センターの責任者に工事を了承してもらう必要がある。これは大事な問題なので、ひとまず電話を切って供給センターの担当者に連絡をしなければならない。

 すぐに電話をしてみたが、そこの担当者は「市営住宅の建物にはインターネットの設備は付いておりません」の一点張りで話にならなかった。埒が明かないのでまたNTTに電話をかけた。今度の係りの人は新しい建物にはフレッツ光のギガマンションタイプの設備が付いているという。供給センターに確認したらインターネットの設備は付いていないと言われたと話すと、「たしかにこの建物には付いております」とはっきり言われたのでどうやら間違いないようだ。

「最初の電話で速度が物凄く落ちると聞かされたので不安なんですけど」

「なにぶん大きな建物ですから、皆さんが同時に使えば繋がりにくくなることは十分考えられます」

「直接自分の部屋にファミリータイプをひいてしまうかたもいるそうですけど」

「その場合は建物の責任者の許可が必要です」

「でも電話をして聞いてみたら、そんな設備はないというんです。だから話がそこで止まってしまって、前に進まないんです」

「でもそこの担当者はその人だけじゃないですよね」

 とまあこんなような会話が続いた。そんな訳でとにかく目下のところは今ついている設備を使うしかなさそうだと諦めた。電話とインターネットの設備を撤去してもらう日と新しい所に取り付けてもらう日を決める。これでやっと手続きが終わると思いきや、撤去するときに引き込んだ配線を残すか残さないかを決めて欲しいと言う。決めると言っても、自分の一存で勝手にどうこうというよりも家主の了承を得てからしなければならない。また不動産屋に電話する必要があった。残念だがこれでまた振出しに戻ったのを感じて疲れがどっと押し寄せた。そういうことなら早く言ってよ!と心の中で叫んだ。結局、再度3回目の電話をしてやっと電話とインターネットの手続きが終わった。

mikonacolon