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コロナ禍でNHK語学講座が再放送に

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▲雨の日のアジサイ。七変化すると言われるアジサイは梅雨の憂鬱な気分を忘れさせてくれる。

語学テキストにもコロナの影響が

 昨日は18日なのでNHK の語学テキストの発売日でした。本を買おうと書店に立ち寄って思い出したのです。いつものように7月号のテキストを手に取ると、何やら注意書きがありました。「7月~9月は4月~6月の再放送です?!」「ええ~、何これは?信じられない!」と心の中で叫びました。慌てて何か説明がないかとテキストのページをめくって捜しました。でも何も詳しいことは載っていません。それで初めて気づきました、コロナの影響で収録ができないのかもと他の講座のテキストを見てみたら、どれもアンコール放送と書いてありましたが、明らかに過去の再放送に違いありません。

 正直言ってショックです、7月からまた今までの再放送だなんて。次の講座の内容や物語の続きを楽しみにしていたのに残念です。明らかにモチベーションが下がるのは間違いありません。NHKの語学講座を勉強のペースメーカーにしている方も多いと聞きます。こうなってみると今は本当に非常事態なのだと実感しました。まさに予期せぬ出来事で、ここまで影響を受けるとは想像しませんでした。ふと若い頃にテレビ局に見学に行ったことを思い出しました。ラジオの収録も見させてもらったのですが、狭いスタジオに何人もの人がいた記憶があります。あれはたしかに今の視点から言えば「三密」にほかなりません。なのに収録はテレビだけ問題なのかと勘違いをしていたのです

 今日からコロナ下における行動規制もステップ3の段階に移り、県をまたぐ移動も解禁になるようです。果たして人はどう動くのでしょうか、政府の言うとおりにすれば、何があったら自己責任になると思うのです。どう動くのかは一人ひとりの個人に委ねられています。ウイルスと共存することの難しさをひしひしと感じます。NHK の語学講座の放送はこれからどうなるのでしょうか。またひとつ楽しみが奪われました。10月になっても新作ではなくまた再放送かもしれません。でもこれから先はどうなるのか誰にもわからないと思うのです。3月の時点ではコロナは6月には終わっているのかもと楽観的に考えたこともあったのですから。

浅田次郎著「流人道中記」の続きが読みたくて

 そもそも書店に行ったのは今読んでいる浅田次郎さんの小説「流人道中記」の下巻を買うためでした。試しに上巻を読んでみて面白かったので、どうしても続きが読みたいと30分かけてやって来たのです。近所の書店では手に入らないので散歩がてらやって来たかいがありました。知りたかった謎が解けたのです、立ち読みしたおかげで。物語は最果ての陸奥へ送られることになった元旗本と彼に同行する若い同心与力とのロードストーリーです。

 旗本は切腹を命ぜられたのにそれを蹴って流人になり、与力はその罪が姦通罪と知ってろくでもない奴と毛嫌いしていました。ところが、30代らしきその流人は見映えもよく所作も申し分なかったし、困っている者を見たら放っておけない気性だった。性格もさっぱりとして機嫌もよく、鼻歌を歌えば声がいいので旅人が集まって来たこともあった。最初はムカついていた与力も「こいつは本当に罪人なのか?」と疑いだしました。「こいつはいったい何をやらかしたのか?」ここまで読み進めていた読者も思いは同じで元旗本の秘密を知りたくなったのです。残念ながらお楽しみは下巻を読むまではお預けです。それで書店で本を手に取ったままその場で立ち読みです。

 この小説は毎日新聞に連載されていたもので、聞くところによると、新聞小説は作家にとって2度美味しいと言われているそうです。つまり新聞に書いている時と連載が終わって単行本になるときの2回も収入が見込めるからです。

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