人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

不登校と熱い友情

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ホームスクールが今話題に

現在、不登校の子どもの数は全国で14万人と過去最高になっているそうです。不登校になるのはその子なりの理由があるのですが、子供の気持ちを親が認めてあげないと子供は苦しいだけなのです。自分を学校に行かせようとする親は子供にとって敵でしかないのです。だから敵には暴力で対抗する。当然の行為ですし、納得できます。学校に行かないと社会から脱落したような、将来がないようなそんなステレオタイプな考え方はもう捨ててしまった方がいいと思うのです。現実にはなかなかそれが難しいのですが、自分の子どもがやることにあまり口を挟まない方がいいみたいです。人にはいろいろな生き方があっていいと自信を持って言える親でありたいのです。自分の子どもを信じて疑うことなく、「あなたはこれからどうしたいの」と聞いてみればいいのです。家に居るのではやはり毎日がつまらないでしょから、打ち込める何かが必要です。子どもを学校に行かせるのを諦めた親は普通はフリースクールに連れて行きます。そこで居場所を見つけて、その中で良好な人間関係を築けたら幸せになれます。不登校になって人が嫌いになったとしても、人はひとりでは生きていけないし、誰もが人とのコミュニケーションを求めているのです。傷つきたくないからと言って人を拒否していたとしても、いつしか知らないうちに巻き込まれているのです。「人間の心は鏡のようなものでふぅっと息を吹きかけただけで曇る」と誰かが言うように繊細で不思議なものなのです。

今、学校に行かないで家庭で親と学ぶ「ホームスクール」を選ぶ子どもが増えているそうです。つまり、学校には通わず、親が先生になって子供に勉強を教えるのです。勉強する内容は子供が興味を持って知りたいと望む内容で熱心に取り組んでいます。ある母親は「不登校はむしろ自由に学ぶチャンスでは」と考えるようになったそうです。学校に通っていたら、宿題をやらされて、テストをやらされることになります。やらされてばかりでは、自分で考えることが出来ない子供に育ってしまうのではと心配になります。今話題のAIに将来仕事を盗られないためには、自分の頭で考えることが大変重要なのだそうです。

10年前の相手と気持ちが一緒に

鏑木毅さんというプロのトレイルランナーが経験した感動的なエピソードがあります。10年前世界最高峰のトレイルレースに出場した時、道に迷ってしまいました。霧が立ち込めルートがわからずさまよっていると、「ルートはこっちだよ」という叫び声がして助けられ、事なきを得ました。そしてレースの最終盤に最後まで彼と2位争いを繰り広げたのがその声の主のフランス人でした。極限の疲労の中で互いのプライドをかけて闘った数時間は今でも忘れられないそうです。そしてこの夏の同じレース最後の山下りの暗闇で誰かが鏑木さんを呼んだそうです。そうです、あのフランス人だったのです。なんとレースの最後を一緒に走りたくて何時間も暗い山中で待っていてくれたのです。こんな感動的な話を読むと、スポーツマンシップというか、人間ってなんて素晴らしいのだろうと感動してしまいます。

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