人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

外出自粛でも困らない生活とは?

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自粛期間が延長されたら

 昨日の夕方久しぶりに街に買い物に行ったら、ジンギスカンの店と人形焼きの店が開いていて「あれ~?」と思ってしまった。だが、よく考えて見ると、新聞やテレビの報道で自粛期間の延長が濃厚だと知ってしまったら、「もう限界だから、開けてしまおう」となるのも無理はないと思います。5月6日という明確な目標があったからこそ休業要請に従ったわけで、延長はあり得ないのです。これ以上営業自粛を続ければ、感染は抑えられても多くの店が閉店せざるを得ないだろうと誰もが分かっているのです。それこそ、イタリアの経済界からの「ウイルスに感染しなくても、その後飢え死にしてしまう」との悲鳴が日本でも他人事ではなくなってきました。人気の老舗レストランを廃業することになった女性経営者の「このままでは戦後の焼け野原のようになってしまうのでは...」との心配が現実味を増してきました。

 昨日開けていたジンギスカンの店は小さい店ですが、コロナが流行する前は人気店でした。店内を見たら客はほとんどいませんでしたが、店の扉をすべて開放していました。そろそろ自粛疲れでストレスが溜まった人が利用するようになるのかもしれません。今まで経験したことがないような生活では、気の緩みがでてくるのは当然です。それに「自分だけは大丈夫」という根拠のない自信があるとか、「今だからこそ行くべき」などと考える人が出てくるのも事実です。

自分で食料を調達できれば心強い

 自粛生活の中で思い知ったのは、一番必要とするものは食料で、突き詰めていけば『お金』ということになります。感染の不安を抱えながら職場に行かなければならないのも、すべてお金のためです。お金がないと食料は買えませんが、自分で調達できればお金は今ほどにはいらないと思うのです。事実、年金生活をしている親戚の家ではお米と野菜類は店で買うことはありません。自分の家の田んぼや畑で調達できない肉や魚だけにお金を使えばいいので、暮らしには余裕があります。何もない田舎なので奥さんは車で工場にパートに行き、その収入で毎日のおかずを買って暮らしています。今の状況から考えて、パートの収入が減ったとしても生活が困窮することはないでしょう。

 テレビ番組で紹介していた家族は広い敷地に住み、コメや野菜はもちろん豚や鶏も飼育して完全な自給自足生活をしていました。子供が小さい時から鶏をさばいたりするのを見せて、ゆくゆくは自分でできるように教育します。味噌も大豆から作り、魚類は物々交換するので生活に支障はありません。両親は忙しいので、子供は家のお手伝いを自然にするようになって生活能力が付きます。そういう人たちは自分たちで工夫して電気代などの公共料金を節約しています。例えば、ソーラーパネルを使って電気代がゼロ円とか水は井戸水なので水道代はほぼタダというようにです。

 都会から自給自足生活に憧れて地方に移住した夫婦がいました。あるテレビ番組の取材で、「田舎でのんびりした生活ができて羨ましいです」とリポーターが発言しました。すると、当事者は何を言っているんですか、というばかりに「とんでもない、朝から忙しいんですよ」と苦笑いをしていました。「ここでは何でも自分でやらないと生きていけないのです」と現実を指摘していました。

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