人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

コロナ禍での出来事と個人の考え方

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▲ご近所のお宅の美しい庭。アジサイの白とライトグリーンの中でユリの淡いピンクがアクセントになっている。

また新聞を契約した?

 久しぶりに会った知人は開口一番に「もう少しで新聞を取ることになるところだったの!」と嘆いた。今でも新聞を2紙取っているのに、また新しく読売新聞を契約しそうになったというのだ。いや、正確にいうと契約してしまったのだが、クーリングオフという制度があることを思い出した。契約してから8日以内なら解約できるので、すぐに販売店に電話して解約できたのだという。

「なぜそんなことに?」と不思議に思って聞いてみると、知人の留守中にご主人が勝手に契約してしまったらしい。彼はスポーツ新聞以外は全く興味がない人らしいので軽い気持ちだったのだ。コロナの影響で彼の会社も仕事が減ってしまったので、その日は休みで家でごろごろしていた。妻は買い物に行っていて留守だった。するとそこへ新聞の勧誘に若者がやってきて、3か月でいいから新聞を取ってくれないかと頼まれた。今日はどうしてもあと2軒契約を取らなければならないのだそうだ。

若者に同情した知人の夫

 さらに、今取っている新聞の契約が終わってからでも構わない!?からと口説かれて、「それなら、まあいいか」と納得したのだ。世間の厳しさを十分にわかっている知人の夫は若者に同情したのだ。買い物から帰った知人は玄関先にある洗剤やお米の山を見つけて嫌な予感がした。問い詰めると「3か月ぐらいいいだろう、今の新聞をやめればいいのだから」と開き直り、全く反省の色はなかった。知人はまた面倒なことになったと心の中でため息をついた。

 契約書をよく見ると来年の6月からになっていた。その時、ふと来年の6月ならもういいかという考えが頭に浮かんだことも事実だ。それでも来年のことを考えると、ある日突然別の新聞がポストに入っていたら間違いなく驚くはずだ。おそらくそのころは契約のことなど忘れているだろうから。その場面を想像してみたらきっと後悔すると思った。だから心配の種は早く摘み取るに限るのですぐに行動したのだと知人はホッとした様子でした。

コロナに対する考えは人それぞれ

 最近はコロナ禍で街中でのおしゃべりも聞こえてこないし、カフェにも行っていないので普通の人の生の声を聞く機会が限られてしまいます。先日歯医者に行ったら先生が患者さんと世間話をしていました。そのおかげで先生がコロナウイルスをどうとらえているかを知ることができました。その女性はある集まりに行こうかどうか迷っていたのです。そしたら、「僕はそんなに悩むことないと思いますよ。たとえもし感染したとしても2週間隔離されれば済むことですから」と怖がりすぎだと笑うのです。また「いずれはコロナもインフルエンザみたいなものになりますから。インフルエンザだって毎年けっこう人が死んでいるのですよ」と付け加えて気にしすぎだと言います。おそらくコロナの感染が収まってきたからこその発言なのですが、もともと手洗いを習慣にしていれば大丈夫だという楽観論者でした。

 そんな先生も3月以来未だに飲みに行っていないし、大好きなゴルフにもまだ行けていないそうなんです。理由を聞いてみると、どちらも自分一人ではできないからで、いつも一緒に行っていた人はまだそんな気にはなれないらしいのです。だからと言ってこのまま躊躇していたのでは経済が回らなくなってしまうという危機感もあるのです。それで、コロナに関して自分と同じ考え方の友人を捜し、何とか8月にゴルフに行く予定を立てたそうです。先生の予想によれば、9月になるとやはりインフルエンザが流行り出す恐れがあるからです。一方、日本総研の研究員は国内旅行については需要が秋の連休あたりでほぼ回復するとの見方をしています。さて、実際はどうなるのか大変興味深いですが、そうならないと世の中のお金が回らなくなってしまうのも確かなのです。

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