人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

写真家の本音と原稿料

 

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ウイルスとの共存が望ましい

 今日いつものスーパーに行ったら、ティシュペーパーの棚に商品が並んでいました。確か半月ぶりにティッシュを見かけました。思えば先月末にピロー包装のごみの出ないティッシュを2パック買って以来です。一瞬「あれ~?」と不思議に思ったと同時に「もしかしていつでも買える日常が戻ってくるのかも」と期待してしまいました。コロナウイルスのせいで落ち着かない日々が続いていて、これからどうなるのか想像もつきません。

 専門家の間ではコロナウイルスの感染について意見が分かれていますが、歴史に学ぶと言う点からいえば、ウイルスと共存するのが望ましいそうです。つまり、徹底した感染予防策をとることによって、病気の広がる速度を遅くできます。さらに病原体の弱毒化も期待できます。新たな宿主を見つけづらい状況では「宿主を大切にする」弱毒の病原体が有利になるからです。だから集団内で一定以上の割合の人が免疫を獲得すれば流行は終わるそうです。

 そのような理論から考えると、日本はまだ流行前の状況のようですが、どうせなら早くかかって免疫のある体になったほうがいいと言う専門家もいます。病院のベッドが空いているうちに、確実に医療が受けられるうちにという意味なのでしょう。

写真家ってお金がないの?

 さて、話題を変えて、いつも新聞の夕刊で記事を拝見している長島由利枝さんについて書きます。私はよく知らないのですが、彼女は写真家で、新聞にエッセイを書くほどですからさぞかし活躍されて収入もある方だと思っていました。それなのに、文章のなかに、時折「お金がないのでテレビが買えない」とか「なかなか貯蓄ができない」などの意外な言葉が出てくるのです。またある日の昼食は「賞味期限が3日過ぎた納豆と2日過ぎた卵で済ませた」と堂々と書いています。これでは普通の身近にいる女友達と変わりないように感じてしまうではないですか。これらの言葉が真実だとしたら、こんなにストレートに書けるなんて驚きです。普通は他人には隠しておきたいはずなのに。

書いてストレス発散?

 もしかしたら、彼女にとって『エッセイはストレスを発散する場』なのかもとさえ思ってしまうことがあります。シングルマザーでパートナーと3人で暮らしながらも、自分が生活のすべてを背負っているのだとはっきり言っています。自分は仕事を終えて家に帰ってからもまだするべき仕事が待っている。すでに仕事や勉強を終えた彼ら(息子と同居人)のために夕食を作らなければならないのだ。彼らは自分が不機嫌だと「疲れたの?」と気遣ってくれるが助けてくれるわけではない。自分の彼らに対する愛情を完全に利用しているだけなのだと。ここまで赤裸々に書いてもらうと、共感せざるを得なくなってしまいます。ちなみにエッセイのタイトルは「なぜ、お母さんばっかり!」です。

原稿料の安さに驚く

 子供を見ながら仕事ができると言うことでエッセイを書くようになったそうですが、いつの間にか仕事の比重が増えてきたそうです。そういえば、アフロヘアで有名な稲垣えみ子さんは大手新聞社を退社しました。そして辞めて初めて気づかされたことは「原稿料が信じられないくらい安すぎる」ことだそうです。以前新聞にコラムを執筆していた評論家の方も、電車やバスでの移動はシルバーパスが使えるのでとても助かっているのだと書いています。何しろ年収200万円以下の低所得者なので日頃から節約が不可欠なのだとか。「ええ~、まさか嘘でしょう?」とため息をついてしまいました。

 

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