今週のお題「雨の日の過ごし方」
座りすぎが気になって、気分転換に筋トレを
梅雨時期になると、「雨の日は大嫌い、気分が落ち込んでしまうのよね」と友達は嘆いたものでした。でも、私は頷きながらも心の中では「雨が降っただけなのに、どうしてそうなるの?」と不思議でしかありませんでした。ただ単に外で雨が降っているだけで、自分の中に雨が降っているわけでもないのに、そんなに気にすることなのかと理解できませんでした。さすがに自分の心が雨模様なら、降り続く雨は嫌な雨にちがいありません。雨を気にしない私は、毎日早朝の散歩に出かけるのですが、雨風が激しい時は中止になります。そんなとき、何かできることはないかと考えたら、そうだ、筋トレをしようと思いついたのです。
いつも散歩だけでは体力の維持ができないと痛感していたので、筋トレを始めるいい機会だと思いました。さて、何をしたらいいのか、何か参考になる本が欲しいので、本当なら都心の大型書店に行きたいのです。広い店内にある書棚から、椅子に座ってじっくりと自分にできそうな筋トレの本を選びたい。でも、今は呑気にふらふら出歩いている場合ではありません。思えば、これまで、鏡に全身を映しても恥ずかしくない身体になりたいと、いろんな筋トレ本を買って取り組もうとしました。でも何事にも飽きっぽい性格が災いして、すべて三日坊主で終わりました。本を買って家に持ち帰って自分の物になった時点で、もうやった気になるのですから始末が悪いのです。でも買って帰って来た日はやる気満々なので、真面目にやってみるのです。ただ、問題なのはその情熱がそう長くは続かないことなのです。
自粛生活でだらけてしまった身体をなんとかせねばと、以前に買った本が何かないかと本棚を捜索したら、ありました、埃をかぶった筋トレ本が。その本は『1週間で腹を凹ます体幹力トレーニング』で日本代表で活躍した長友選手のトレーナーだった方が書いた本です。昔流行っていた”断捨離”でかなりの本を処分したわけですが、この本だけは捨てる気にならなかったようです。もうずうっと思いだすこともなかったのに、自粛生活と降り続く雨のおかげで再会することができました。この本の長所は各自の目的に合わせて、筋トレの種類を選ぶことができることです。きつい運動は苦手な私のような運動音痴にだって、楽にできる筋トレが載っているので無理しなくてもいいのです。
雨で外に行けないとき、動画サービスを見たり、読書をしていると、気分転換はどうしても「食べる」とか「飲む」になります。なので、これからはその代わりに筋トレをすることにすればいいのです。初めはなかなかやる気にならなくても、それを習慣にしてしまえば楽になります。痩せるとかそういうことではなくて、「この先、自分の身体は大丈夫なのだろうか?」という強い危機感があるからなのです。座りすぎは身体に悪いことは百も承知なのですが、楽なのでついつい座ってしまう、そんな習慣を何とかしなければなりません。でも、現実にはすぐには難しいのです。だから、日常生活の中で少しでも意識して身体を動かすために、筋トレを取り入れようと思うのです。
先日近所の本屋に行ったら、新聞の広告で見たことのある『ゼロトレ』という身体のメンテナンスの本を見つけました。手に取ってパラパラと捲ってみたら、床に寝そべってやるトレーニングが多いことに驚きました。これなら誰でもできるのではと思うと同時に、一見こんな楽な方法で効果はあるのだろうかという疑問も感じたのです。『体幹力トレーニング』の中にも寝そべってやる「バックブリッジ」というのがあります。おしりを持ち上げて、太ももの筋肉まで一度に引き締めることができる筋トレです。これを実際にやってみると思ったよりきついです。背中から膝まで一直線になったところでその状態を5~10秒キープしなければならいからです。でも、休み休みできるので、私などにも気軽にできるし、これからも続けていけそうです。
▲何年かぶりに日の目を見た筋トレ本『体感力トレーニング』。
▲私でも気軽にできる「バックブリッジ」と「サイドレッグリフト」。
mikonacolon